森ビル株式会社(東京都港区、代表取締役社長:辻慎吾)は、コロナ禍にあっても安心で安全なエスカレーターの運用を実現すべく、エスカレーターハンドレール除菌装置の実証実験を2月22日(火)に六本木ヒルズにて実施いたします。

森ビルは、これまでも六本木ヒルズや虎ノ門ヒルズなど当社が管理・運営する「街」において、エスカレーターの安全な利用を促進すべく、「エスカレーター『みんなで手すりにつかまろう』キャンペーン」などの啓蒙活動に注力してまいりました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、多くの人々がエスカレーター乗車時にハンドレールに掴まりづらい状況が続いており、施設管理者において、エスカレーター緊急停止時の事故予防が喫緊の課題となっています。この課題の解決に向けて、「エスカレーターハンドレール除菌装置」の実証実験を六本木ヒルズで実施することで、実際の「街」における装置導入効果(ハンドレール利用者数および利用者の安心感の変化など)を検証します。

ハンドレールのウイルスを99.9%除菌、青色ライト点灯で利用者の安心感も醸成

長野県茅野市で光応用装置等を開発する株式会社オーク製作所が開発した本装置は、紫外線除菌機能によってハンドレール表面のウイルスを99.9%まで除菌(※)することが可能です。また、除菌を想起させる青色の可視光を点灯させてエスカレーターの利用者に視認させることで、利用者の安心感を醸成し、コロナ禍にあってもハンドレールを握ることへの心理的なハードルを下げることに貢献します。
なお、当社、オーク製作所、当社の関連会社で販売を担当するイーヒルズの3社により、本装置に関する特許を出願しており、製品化と事業化を目指してまいります。
※株式会社オーク製作所の社内評価において、ハンドレールの手を載せる「外周面」で1/100万以下(99.9999%)、手で握る「側面」で1/1,000以下(99.9%)

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六本木ヒルズ メトロハットでの試作装置設置検証の様子

当社は、引き続き安全・安心な都市づくりを加速することで、国際都市・東京の磁力向上に貢献してまいります。