森ビル株式会社(東京都港区、代表取締役社長辻慎吾)は、国土交通省が推進する『Project "PLATEAU(プラトー)"』において、3D都市モデルのユースケース開発(活用事例の提示)分野で"まちづくりのDX"(Urban Digital Transformation)の取組を支援します。

具体的には、BIM(Building Information Modeling:建築物の属性情報を併せ持つ建物情報モデル)データを活用して作成する細密な建物屋内モデルと3D都市モデルをシームレスにつないだ空間を構築し、その空間内で災害時避難シミュレーションを実施することで、DX時代におけるビル管理や防災のための様々なコンテンツを提供します。また、一般客やオフィスワーカー等が混在する複合開発においては、シミュレーション結果から適切かつ効率的な避難方法を示したり、コロナ禍での三密を避けたオンライン防災訓練ツールとして活用するなど、当社が培ってきた都市開発・都市運営のノウハウを活かし、国土交通省が推進する「まちづくりのDX」を支援していきます。

なお、現在制作中の建物屋内モデルおよびユースケースは、Project "PLATEAU"ポータルサイトにて2021年3月までに公開する予定です。

Map the New World. ~Project "PLATEAU"のティザーサイトをオープンします
国土交通省では、本日より、プロジェクトの成果を情報発信していくためのティザー版ウェブサイトを公開し、東京23区全域を網羅した3D都市モデルなどを先行公開しています。ウェブサイトでは、プロジェクトの進捗プロセスを継続的に発信(ウェブサイトやSNSを通じて3D都市モデルやそのユースケースを順次公開)していくと同時に、3D都市モデルをはじめとする各種データをオープンデータ化し、誰もが活用できるようになります。
Project "PLATEAU"ウェブサイト:https://www.mlit.go.jp/plateau/
Project "PLATEAU" Twitter:@ProjectPlateau
国土交通省プレスリリース

Project "PLATEAU(プラトー)"とは?
3D都市モデルとは、都市空間に存在する建物や街路といったオブジェクトに名称や用途、建設年といった都市活動情報を付与することで、都市空間そのものを再現する3D都市空間情報プラットフォームです。
様々な都市活動データが3D都市モデルに統合され、フィジカル空間とサイバー空間の高度な融合が実現します。これにより、都市計画立案の高度化や、都市活動のシミュレーション、分析等が可能となります。
国土交通省では、現在、Project "PLATEAU(プラトー)"として、全国約50都市の3D都市モデルの整備と、これを活用した都市計画・まちづくり、防災、都市サービス創出等の実現を目指す「まちづくりのDX」の取組を推進しています。

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森ビルは、様々なデジタル技術を使って都市の情報を統合・可視化し、"まちづくりのDX"を推進する国土交通省の試みに賛同し、技術開発を支援することで、引き続き、国際都市・東京の磁力向上に貢献してまいります。