2017年4月に開業したGINZA SIXの「空調ダクト兼用加圧防煙設備」が、その安全性の高さおよび全国で初めて導入された先駆的事例として高く評価され、この度、「平成29年度優良消防用設備等消防庁長官表彰」(主催:消防庁)を受賞いたしました。

■受賞理由
・排煙ダクトと空調設備の給気ダクトを兼用したことにより、火災時において機械的に空調停止が行われることから、煙の拡散防止に繋がっている。
・ダンパーの確実な作動を担保するための、多重的な安全対策が講じられている。
・本対象物が全国の初めての事例であり、その先駆性が評価される。

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左)空調ダクト兼用加圧防炎設備:平常時と火災等の緊急時で空調ダクトと排煙ダクトを切り変えられるようにした。
右)GINZA SIX外観

銀座エリア最大規模の複合施設「GINZA SIX」は、2つの街区(約1.4ha)を一体的に整備した再開発事業により、商業施設やオフィス、文化・交流施設などの多彩な都市機能とともに、屋上庭園や観光バス乗降所、安全で快適な交通・歩行者ネットワーク、また、非常用発電設備や防災用備蓄倉庫等の防災支援機能等も整備しております。
今後も、地域に開かれた場所として、来街者の利便性や快適性向上はもとより、地域の防災拠点として貢献し、東京を代表する国際的な街「銀座」における新たな磁力となることを目指して参ります。

※「優良消防用設備等消防庁長官表彰」
消防庁長官が、他の模範となる優れた消防用設備等を優良消防用設備等として表彰することにより、高度な消防用設備等及び特殊消防用設備等の開発、普及を促進し、防火対象物の防火安全性能の向上に資することを目的としています。