森ビル株式会社が管理運営する「アークヒルズ サウスタワー」(東京都港区、2013年8月竣工)が、この度、平成27年度「港区みどりの街づくり賞」(主催:東京都港区)を受賞いたしました。

「港区みどりの街づくり賞」は、環境への配慮と優れた緑化計画を行い、その緑地を維持している区民や事業者を表彰し、地域緑化への協力に感謝を示すとともに、さらなる民間緑化の発展を願って、平成16年度に設けられた賞です。当社では、「六本木ヒルズ」(2004年)、「赤坂タワーレジデンスTop of the Hill」(2009年)、「アークヒルズ 仙石山森タワー」(2014年)に続く4回目の受賞となります。「アークヒルズ サウスタワー」は、同賞において以下の点が評価され、受賞にいたりました。

受賞理由
斜面と谷からなる複雑な地形の中で、自然との親和性が良い蛇籠(じゃかご)や地域種主体の樹種を用い、雑木林のような緑地空間をつくりだしている。屋上階には、大きな庭園を設け、実のなる樹木等を盛り込み、利用客が地域の自然や生き物とふれあうことができる緑地を提供している。また、敷地の起伏を活かし周辺の緑と連続させるなど、生物多様性にも配慮した点は大いに評価できる。

地域の自然や生き物とふれ合う緑地
アークヒルズ サウスタワーが位置するのは、昔からある緑に加え、アークヒルズ(1986年竣工)などの大規模再開発で整備された緑豊かな庭園、広場、緑道などによって、都心でありながら日本の四季を感じられるエリアです。アークヒルズ サウスタワーでは、高低差のある複雑な地形を生かした緑化計画を行い、空地に対する緑化率50%以上を実現。同時に、地域種を主体とした樹種で構成する森を創り出し、実のなる樹木やバードバスも設置することで、地域の自然や生き物とふれ合うことができる緑地空間を実現しました。都心部の超高層ビルとしては最大規模(1100㎡)の屋上庭園「スカイパーク」は、オフィスワーカーや地域の人々の憩いの場としても活用されています。

151013_1.jpg

森ビルは、「Vertical Garden City-立体緑園都市」をコンセプトに、緑豊かで地球にも優しい都市環境の創造に努めております。今後も、緑の量だけでなく質も向上させる街づくりを積極的に推進し、首都東京のさらなる魅力向上に貢献してまいります。