森ビル株式会社は、この度、公益財団法人都市緑化機構が緑地の居心地と快適度を測定し、優良な緑地空間を「都市のオアシス(※1)」として認定する取り組みに賛同し、当社が運営・管理する六本木ヒルズおよびアークヒルズに、体感温度を簡易的に計測する測定器「居心地メーター(※2)」を設置しました。
当社は、「Vertical Garden City(立体緑園都市)」のコンセプトのもと、開発を通じて生まれたオープンスペースや建物の屋上を積極的に緑化し、量はもちろん生物多様性等にも配慮した質の高い緑豊かな街の実現を目指しています。今後も、プロジェクトを推進しながら緑を増やす街づくりを進め、新たに生まれた緑地と皇居などの既存緑地を緑でつなぐ「エコロジカル・ネットワーク」を創出し、東京が人やすべての生き物にとっても住みやすい環境を作ってまいります。

※1 都市のオアシス認定(主催:公益財団法人 都市緑化機構)
公益財団法人都市緑化機構は、人々にとって安らぎと憩いの貴重な環境となっている緑地の重要性に関する理解を普及するため、民間事業者が都市環境への貢献を目的に整備・管理する優良な緑地空間を『都市のオアシス』として認定を始めます。初年度の今年は、認定の候補地を同財団で選出。併せて、『都市のオアシス』の認定に相応しい居心地と快適度を測定するため、体感温度を簡易的に測定できる特殊な計測器「居心地メーター」による実測が開始されています。『都市のオアシス』の正式認定は、認定基準である緑地の公開性・市民性、安全性、環境貢献度を第3者審査会により、本年10月(予定)に決定されます。次年度から、一般からの募集が開始されます。
【認定基準】市街地(市街化区域内)に位置し、以下の条件を満たす民有の緑地
公開性:一般の多くの人が利用可能で、アクセスしやすい場所に設置されている
安全性:管理者が明確で日常的な維持管理がなされ、利用にあたっての安全性が確保されている
環境への配慮:都市の温暖化の抑制や生物多様性の保全など環境に対する配慮がなされている
※2 居心地メーター
体感温度を簡易的に計測する測定器(開発:株式会社チームネット)で、「緑に囲まれた場所」と「アスファルト等に囲まれた場所」で体感温度を計測し、その温度比較をリアルタイムでWebやスマートフォンなどで確認することができます。(http://icocochi-navi.com/)