森ビル株式会社は、発見や驚きに満ちた現代アートの楽しさを、より多くの方に伝えるための新たな取り組みとして、当社関連施設を中心とした都市空間に、期間限定でアート作品がひょっこりあらわれる(POP-UPする)「MAM POP-UP(マム ポップアップ)」プロジェクトを2012年5月2日(水)より始動いたします。

昨今、ロンドンやニューヨークといった海外の都市では、不定期あるいは期間限定で空きスペースなどに、ひょっこりあらわれる(POP-UPする)レストランやショップが、若者を中心に話題になっています。
「MAM POP-UP」は、これに着想を得たもので、東京の街中で森美術館の所蔵品「森アートコレクション」や若手アーティストの作品を紹介していくプロジェクトです。

120502_1.jpg

「MAM POP-UP」プロジェクトの第一弾を展開しているアークヒルズの様子(5/2撮影)

第一弾(5/2・水~)は、アークヒルズ(港区・赤坂)の壁面を活用し、ベルリン在住の若手アーティスト 田口行弘の作品『桜男』と『スケッチ(《ウーバー》より)』(共に幅約16m)を紹介します。企画・監修は、当社が運営するアジア有数の現代美術館 森美術館(MAM)が行い、現代アートの理解、普及を目指します。また今後も、本年8月に竣工を予定しているアークヒルズ 仙石山森タワーなど、当社関連施設を中心に、本プロジェクトを継続的に実施していく予定です。

本プロジェクトの始動により、当エリアにおける“文化都心”化の更なる拡充を図り、常に新たな知や創造、可能性を求めて、世界中から人々が集う東京の街づくりを推進してまいります。

赤坂・六本木エリアの“文化都心”化を推進

当社は、「文化・芸術」を都市に人や情報を引き寄せる“磁力”と捉え、東京初のクラシック音楽専用コンサートホール「サントリーホール」を持つアークヒルズや、その象徴として森美術館を備えた文化都心六本木ヒルズを開業。現代美術ギャラリーや画廊も六本木エリアへ積極的に誘致しています。また、国立新美術館、サントリー美術館などとも連携しアートイベントを開催するなど、アートを通した街の活性化に取り組んでいます。

120502_2.jpg

■期 間:2012年5月2日(水)~終了日未定
■場 所:アークヒルズ(東京都港区赤坂1-12-32)
■作 家:田口行弘
■作品名:
 (1)『桜男(映像作品からの静止画)」制作年:2008年
 (2)『スケッチ(《ウーバー》より)」制作年:2009年
■主 催:森ビル株式会社
■企 画:森美術館
http://www.facebook.com/MAMPopUp(facebookページ)

田口 行弘 
1980:大阪生まれ
2004:東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
2005:ベルリンに拠点を移し、以降ベルリン在住
2010:森美術館「MAMプロジェクト014:田口行弘」開催
2008:第12回文化庁メディア芸術祭〈優秀賞〉受賞