標記の件、本日(4月2日)の弊社入社式における新入社員へ向けた社長所感の要旨をまとめましたので、ここにその内容をご紹介いたします。
なお、本年度の森ビルグループ新入社員は17名(森ビル(株) 総合職:16名、森ビル流通システム(株) 総合職:1名)です。
2012年4月2日 弊社社長入社式所感(要約)
日本のために活躍を
世界経済が混沌とするなか、我々を取り巻く経営環境も厳しい状況にあるが、私は悲観していない。なぜなら、東京の持つポテンシャルや魅力を最大限に引き出せば、真のリーダーとしてアジアを牽引できると確信しているからだ。なにより、東京が国際都市間競争に勝ち残ることが、日本が生き残るための道であり、今後数年間でその道筋ができるかが勝負となる。
そして、その東京の中心が森ビルの主戦場であり、東京に真の国際都心をつくることこそが、我々の使命だ。森ビルは間違いなく、街の開発においても運営においても、世界の最先端をいくディベロッパーだ。亡くなられた森稔会長の都市づくりの思想、情熱、志を継承し、さらに進化させ、ぶれることなく「森ビルらしい、森ビルにしかできない街づくり」に邁進することで、日本の未来に貢献していく。
幅広く、奥の深い街づくりの仕事には、様々な分野のプロフェッショナルを生かし、束ね、総合力により街づくりを推進していく強力なリーダーシップが求められるが、その第一歩は、自分の仕事を覚えて、しっかりと自分のベースを築くことが重要だ。そのうえで、様々なことに興味を持ち、自ら考え、イメージし、失敗を恐れずに挑戦する。しっかりとしたベースがなければ新しいものは生み出せない。そして、どんな困難があっても諦めずに、新しいこと、難しいことに挑戦することで人は成長する。
若い人に元気がない企業や国に発展はない。森ビルの街づくりは、これまでの既成概念や常識を覆すものであり、だからこそ超えなければならないハードルも高いが、未来を創る仕事に、年齢は関係ない。皆さんにはぜひ、森ビルのためだけではなく、日本のためにも元気よく活躍していただきたい。『龍になれ、雲おのずから集まる』森会長が好きだった言葉であり、これが森ビルのスピリットだ。改めてこの言葉を胸に刻み込み、皆さんの成長と活躍を心から期待する。