森ビル株式会社が、日本自動ドア株式会社、安藤建設株式会社、株式会社ジャクエツと共同で実施した「可動式機械に潜む子どもの危険と安全対策に関する調査研究」が、この度、「第5回キッズデザイン賞(主催:特定非営利法人キッズデザイン協議会、後援:経済産業省)」において「ユニバーサルセーフティー部門」の優秀賞を受賞いたしました。
可動式機械に潜む子どもの危険と安全対策に関する調査研究
■調査概要:
センサにより制御される機械は、私たちの身近に数多く存在しており、この中でも、エレベーターやエスカレーター、自動改札機、自動ドア、電動シャッターなどは日常の生活の中でも特に利用回数が多い、建物に付帯する可動式の機械設備です。本調査では、機械設備のなかで最も設置数が多い自動ドア(スライド式)の設置先の現地調査を行い、危険性のある仕様や設置環境を調査分類し、設置環境に応じた最適な安全対策について研究いたしました。
■調査対象 : 東京都内及び近郊の自動ドア設置場所(約500件)
■調査期間 : 2009年4月1日~2010年3月31日
【受賞理由】
子どもの日常生活空間に多数存在する可動式機械の事故事例とその予防策に対して総合的に研究されており、その社会的意義は大きい。状況分類とその対策の整理も明快で汎用性がある。
【審査委員コメント】
子どもが事故に遭うケースの状況分類と各々に対する対策がわかりやすく整理されており、ビル、マンションの事故予防安全対策に有益である。ハンドブック化することで広く社会普及を行なおうという提案も高く評価できる。

調査結果は保護者にもわかりやすい小冊子を作成してホームページ等にも掲載しております。
キッズデザイン協議会ウェブサイト デザインラボ
当社は、「安全・安心」を都市づくりにおけるミッションの1つに掲げ、「逃げ出す街から逃げ込める街へ」のコンセプトのもと、ハード、ソフトの両面にわたる様々な対策を講じています。今後も施設運営・管理者として、関係各社とのさらなる情報共有を進めるなど、お子様をはじめ、多くの方にとってより一層安全・安心な都市づくりを推進してまいります。