森ビル株式会社(東京都港区 代表取締役社長 森稔)では、本日(1月4日)午前9時30分より、2011年仕事始めの行事を執り行いました。ここに、弊社社長森稔の年頭所感(要約)をご紹介いたします。

■2011年1月4日 弊社社長所感(要約)
昨年はあらゆる面で座標軸が揺らぐような大きな経済変動を経験した1年だったが、世界における日本の存在感が一段と低下するなか、だからこそ、我々森ビルの果たすべき使命を強く感じている。
この危機の打開策として、都市再生特別措置法の延長・拡充とともに、「国際戦略総合特区」創設の準備が政府でなされている。我々がかねてより提唱し、実現を熱望してきた「ヴァーティカルガーデンシティ(立体緑園都市)」構想をもとに、新橋、虎ノ門、六本木エリアから東京を再生していきたい。ここで、グローバルスタンダードをリードする真の国際都心を誕生させることが必ずや日本再生につながると確信している。
国際都心化に向けたポイントは世界、とりわけ成長著しいアジアを取り込むことだ。国はもちろん、森ビルとしても、東京に企業、人材、資本を呼び込むような磁力づくりを進める一方で、積極的に海外からの街づくり要請にも応えることで、新たな街づくり手法や能力開発につなげ、真のグローバルディベロッパーとして進化していく。
一昨年に設置した経営企画室により、経営、組織上の課題について明確な問題設定がされた。今年は順次解決を進めながら、グローバルディベロッパーとして、国内はもちろん世界とのパートナーシップを積極的に取り込む組織体制の構築とともに、組織的なマネジメント体制への移行も図る。
今年の干支は「辛卯(かのとのう)」、未開拓の分野の扉が開き、新たな世界が開けることを表している。森ビルが世界のディベロッパーとなり、東京を世界最高の都市とすべく、新たな道を切り開き、社員の皆さんと一緒に挑戦していきたい。

以上