この度、森ビル株式会社を含む4社で共同開発いたしました「赤坂タワーレジデンス Top of the Hill」が、第1回「東京都緑の大賞」大規模緑化部門賞を受賞いたしました。本日、表彰式が執り行われ、東京都より賞状が授与されました。

「東京都緑の大賞」は、緑あふれる東京のまちづくりを目指し、東京都が特に優れた都内の緑化施設を表彰するもので、緑の量だけでなく、景観、生物生息環境、緑の連続性、技術の工夫など、緑の質を総合的に評価されます。この度、第1回「東京都緑の大賞」選出にあたり、当社が事業者、所有・運営者(賃貸区画)および管理会社として携わる「赤坂タワーレジデンス Top of the Hill」は、「身近な緑化」、「大規模緑化」、「既開発地の緑化」の3部門のうち、「大規模緑化」部門において部門賞を受賞しました。

受賞理由(受賞作品講評)
港区赤坂の共同住宅の新築に伴う緑化。建物を寄せて広くオープンスペースをとり、都心にありながら落ち着いた緑と水のアメニティ空間を作り出している。入り口車寄せ以外はすべて公開空地であるが、居住者のプライベートな空間とは視覚的に分かれるよう散策ルートや植栽配置が工夫されている。歩行者のアイレベルで視角に入る緑の量が多く、高層建物の圧迫感を感じることなく緑を楽しむことができる。敷地内の高低差を生かした小松石の滝組や、現代の屋敷林を意識した雑木林風の植栽など、江戸時代に公家の屋敷があったという場所の歴史を連想させるよう景観に工夫が凝らされ、デザイン的にも優れている。また、公開空地の地下部は既存建物の躯体を壊さずに生かして駐車場として活用しているところも評価されたポイントである。

なお、本物件は、2009年度「港区みどりの街づくり賞」を受賞。さらに、建築物の環境性能を評価、格付けする「CASBEE」においても、最高評価となる「Sランク(★★★★★)」を取得しております。

森ビルは、「Vertical Garden City-立体緑園都市」をコンセプトに、地球環境に優しく魅力ある街づくりを積極的に推進し、首都東京のさらなる魅力向上に貢献してまいります。