森ビル株式会社は、この度、文化庁より「平成22年度 メディア芸術情報拠点・コンソーシアム構築事業」の受託者として採択されました。

海外でも高く評価されるメディア芸術を推進する「メディア芸術情報拠点・コンソーシアム構築事業」
「メディア芸術情報拠点・コンソーシアム構築事業」は、我が国のメディア芸術※の振興と発展を図ることを目的に、メディア芸術に関する情報収集・発信や関連の文化施設、大学等の連携・協力の拠点機能を果たす情報拠点・コンソーシアムの構築を目指す事業です。
※メディア芸術:マンガ、アニメーション、ゲーム、メディアアート等、複製技術や先端技術等を用いた総合的な芸術。メディア芸術は、海外でも高く評価され、コンテンツ産業、観光、国際文化交流の推進にも資するものであることから、メディア芸術の一層の振興が重要課題の一つとなっています。

事業受託のポイント
・美術館や社会人教育機関、ライブラリーといった様々な文化事業の運営のノウハウ
・都市に関わるコミュニケーションツール開発を通じて得たネットワークおよびメディア芸術分野への展開

当社は、都市づくりのミッションの一つに「文化・芸術」を掲げております。街づくりを通じて培ってきた豊富なノウハウやネットワークを最大限に活かし、「メディア芸術情報拠点・コンソーシアム構築事業」として、イベントの企画・運営、発信力のある情報拠点機能の運営などにより、メディア芸術の振興・発展を支援いたします。

キックオフイベントとして、11月27日には、第1回「メディア芸術オープントーク」が開催されます。
■タイトル:「メディア芸術」ってよくわからないぞ
■日時:平成22年11月27日(土)14:00~16:00 開場13:30~
■場所:3331 Arts Chiyoda 地下1階 マルチスペース
(詳細はPDFデータをご参照ください)

 

美術館や社会人教育機関、ライブラリーといった様々な文化事業の運営のノウハウ

森ビルでは、都市づくりのミッションの一つに「文化・芸術」を掲げ、職・住とともに文化を備えた複合都市づくりとして、コンサートホールを備えたアークヒルズ(1986年完成)から始まり、六本木ヒルズ(2003年完成)では“文化都心”をテーマに美術館や社会人教育機関、ライブラリーといった様々な文化施設を運営するなど、街づくりを通じて積極的に文化事業を行っております。

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コミュニケーションツール開発を通じて得たネットワークおよびメディア芸術分野への展開

さらに、当社内「メディア企画室」では、都市・景観を俯瞰的かつ客観的に捉えるためのコミュニケーションツールとして独自に都市模型やVRを制作し、具体的な計画の検討や関係者への理解促進など、実際の都市づくり、景観づくりに活用しています。

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こうした活動を通じて、都市を描写するのに必要となる技術の習得、理解しやすいストーリー作りなどにも挑戦してきました。このような活動は、第一線のクリエイターとのコラボレーションにより、「東京スキャナー」「東京静脈」(共に企画製作:森ビル株式会社・矢部 俊男)といった映像作品の制作や、実際の都市とアニメーションで描かれる都市を比較しながら作品の世界観に迫る展覧会「イノセンス都市の情景展(会期:2004/04/10~05/09)」、「スチームボーイ19世紀ロンドン展(会期:2004/07/24~09/05)」の開催など、メディア芸術分野にまで拡がりをみせています。

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