森ビル株式会社が、東京都港区赤坂にて推進して参りました「アークヒルズ フロントタワー」が、6月16日(水)に上棟いたしました。
「アークヒルズ フロントタワー」は地上22階建、延床面積約24,900m²、オフィス(2・13~21階)、住宅(6~12階)、店舗(1階)からなる複合用途ビルで、近接する首都高速道路の高さと重なる3~5階には駐車場を配置したフロア構成が特徴です。
今後は、2011年1月の竣工を目指し、取り組んで参ります。
当ビルの主な特徴
■存在感と落ち着きを持つエントランスと開放感のあるオフィス
■多様なライフスタイルを実現するレジデンス
■生物多様性にも配慮した緑あふれる約1,000m²のルーフガーデン
■制振装置を3フロアに集約した日本初の高層ビル
アークヒルズを中心とする「大街区」エリアの発展
アークヒルズの周辺エリア(外苑東、外堀通り、桜田通り等に囲まれたエリア)は「大街区」と呼ばれ、近年、複合再開発等により計画的に都市機能が更新されてきました。森ビルは、今後も、当エリアで、虎ノ門・六本木地区再開発、21・25森ビル建替計画、環状二号線プロジェクトなどを予定しており、一体的なエリアマネジメントを展開して参ります。
存在感と落ち着きを持つエントランスと開放感のあるオフィス
構造体の機能美を活かした天井高約9mのエントランスピロティは、周囲からも目を惹く存在感を持つとともに、六本木通りの喧騒とは対照的に落ち着きのあるエントランスロビーとなります。
オフィスは、総貸室面積約9,539m²(約2,886坪)、基準階貸室面積約1,008m²(約305坪)の整形・無柱空間で、レイアウトの自由度が高く、現代の多様なニーズに応えるための最先端のオフィススペックを装備しています。また四方に設けられたワイドビューの窓により、眺望とともに開放感のある執務空間を提供します。
さらにオフィスワーカーはルーフガーデンの利用が可能です。都心では希少な空に開かれた緑溢れる空間は、絶好のリフレッシュスペースであるとともに、ワーカーの知的生産性を高めるためのスペースとなります。
多様なライフスタイルを実現する住宅
住宅では、多様なライフスタイルを実現する〈RoP〉を提案します。総戸数41戸(賃貸戸数38戸)、住戸面積約65m²から約200m²(1~3BR)、天井高最大3.0mの整形で広いLDやハイスペックな設備が充実。リビングスペースの広さに代表されるように、住みながら働くなど、ライフスタイルに応じたフレキシビリティの高さが特徴のひとつで、コンサルタント、クリエイター、弁護士などがメインターゲットとなります。ラウンジやミーティングルームなどの共有施設も完備、都心4箇所のヒルズスパも含め、暮らしのすべてを快適にサポートします。
RoPとは
Residence of Professionals(プロフェッショナル)・Personality(個性)・Possibility(可能性)・Prosperity(成功)・Prospects(期待)・Play(遊び)・Pals(仲間)・Proposals(提案)などの略で、入居者に自分らしいライフスタイルを実現していただくために、森ビルが提供する提案型住宅です。これまでにアークヒルズエグゼクティブタワー、オランダヒルズ森タワーで導入しています。
生物多様性にも配慮した緑あふれる約1,000m²のルーフガーデン
ルーフガーデン完成予想CG
屋上、地上合わせて約40%の緑被率を実現する予定です。
制振装置を3フロアに集約した日本初の高層ビル

夜間は外壁のライトアップにより、一日を通して存在感を放つ都心のランドマークとなります。
計画概要
ビル名称:アークヒルズ フロントタワー
所在地 :東京都港区赤坂2丁目2301 外
敷地面積:2,006.45m²
建築面積:1,251.61m²
延床面積:24,858.49m²
階 数 :地下1階、地上22階、塔屋1階
用 途 :事務所、住宅、店舗、駐車場
建物高さ:98.39m
構 造 :S造 一部SRC造/制振構造
建築主 :森ビル株式会社
設計者 :
基本設計)森ビル株式会社、株式会社プランテック総合計画事務所、株式会社山下設計、
株式会社建築設備設計研究所
実施設計・監理)大成建設株式会社 一級建築士事務所、株式会社建築設備設計研究所
監修)株式会社プランテック総合計画事務所、株式会社山下設計
施工者 :大成建設株式会社
着 工 :2009年1月
竣 工 :2011年1月
