アークヒルズ(東京都港区)にて2009年9月26日にスタートした「ヒルズマルシェ」(運営:森ビル株式会社)は、5月より運営事務局としてNPO法人 農家のこせがれネットワーク(代表理事:宮治勇輔)を迎え新しいフェーズに入りました。
平均来場者数は3000人
ヒルズマルシェは昨年9月のオープン以来、『都市に生きるということを「食」という重要なファクターから考え、深めていく』というコンセプトのもと、近隣の住民の方をはじめ地域の皆様に支えられ、毎回多くの方(平均来場者数:3000人)にいらしていただくとともに、売上も順調にのび現在ではオープン時の約1.5倍となっています。また、出店者と消費者の間にも良好な関係が醸成されてきており、新たなコミュニケーションの場として形作られてきました。

ヒルズマルシェの様子

ヒルズマルシェ時のイベントの様子
都市と農村をつなぐ新しいコミュニケーションネットワークの構築
このたび、運営事務局として「農家のこせがれネットワーク」に参画していただき、都市と農村をつなぐ新しいコミュニケーションネットワークの構築という新しいフェーズに入ります。主な取組みは以下の通りです。
◆「チャレンジファーマー」の拡大
「農家のこせがれネットワーク」が培ってきた人脈を活かし、全国各地の新進気鋭の若手農業者をあつめ「チャレンジファーマー」として出店。より積極的に地方(農村)と都会、生産者と消費者をダイレクトに結ぶコミュニケーションネットワークの構築をサポートします。
◆ファーミングスクールの開設
アークヒルズ及び六本木ヒルズにて活動を実施中のヒルズガーデニングクラブ(運営:森ビル株式会社)とコラボレーションし「ファーミングスクール」を開設。第一回目として「農業ルーキーズクラス」を6月19日より全4回で実施します。マルシェ出店者を講師に座学と農園体験を交え、多角的に農業と野菜について楽しみながら、知識を深めていける内容になっています。(ご取材も可能です)
◆マルシェをきっかけとした新規取引の実現
広く飲食店関係者などのプロをヒルズマルシェに集客していくことにより、出店者の新規取引の実現をサポートします。また、六本木ヒルズをはじめとする弊社運営施設の飲食テナントに働きかけ、ヒルズマルシェならではの多彩なコラボレーションを展開します。
(参考)マルシェにより実現した主な新規取引実績
「磯村家のキッチンから」取引先:アークヒルズカフェ(ジンジャージャム)
「巨摩ファーム」取引先:新(野菜)/グランド ハイアット 東京(野菜)
「Farm to Wellness倶楽部」取引先:グランド ハイアット 東京(野菜)/オーバカナル(野菜)/赤坂四川飯店(野菜)
「金井農園」取引先:入船(米)/食通工房 然(米)
※グランド ハイアット 東京では、ヒルズマルシェとのコラボレーションとしてホテル内のステーキハウス「オークドア」と鉄板焼「けやき坂」にて『“マルシェ”コラボレーション「地産東消」ベジタブル』というフードプロモーションを実施していただいています。(ご取材も可能です)
このほかにも、弊社飲食テナントへマルシェへの直接出店を働きかけるほか、地方自治体/観光協会などにも参画を働きかけるなど、消費者にとってもより魅力的なマルシェとなるよう、新しい取り組みを続けてまいります。
進化するヒルズマルシェについて、ぜひご取材等をご検討いただけますようお願いいたします。
【NPO農家のこせがれネットワーク】
高齢化と担い手不足に悩む日本の農業界をかっこよくて・感動があって・稼げる3K産業にするために、ロールモデルとなる全国各地の新進気鋭若手農業者のネットワークを形成し、六本木を中心に若手農業者と都心で働く農家のこせがれ及び食や農業に関心のある生活者の集まるコミュニティをつくることで21世紀の農業を支える新たな仕組み作りを行い、実家に戻り農業を始める農家のこせがれを輩出することを目的としています。
【ヒルズマルシェ 開催概要】
実施日:毎週 土曜日 10:00~14:00
※7月~9月第2週までは夏季営業時間 9:00~12:00 8/14(土)はお盆休み
会場:アークヒルズ内 アーク・カラヤン広場 ※荒天中止