森ビル株式会社の2010年3月期決算がまとまりましたのでお知らせいたします。
なお、詳細は添付資料をご参照ください。

連結決算のハイライト

経常利益、当期純利益は増益、営業収益は微減
■連結業績概要

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■連結業績の実績

  • 当期の営業収益は、前期比15億円減(△1%)の1,773億円を計上しました。
    • 「ビル事業」の営業収益は、六本木ヒルズの一部オフバランス化により前期比153億円減(△15%)の848億円へ減収となりました。
    • 「資産開発・運用事業」は、物件売却収入の増加により、前期比53億円増(+15%)の418億円へ増収となりました。
    • 「運営受託事業」は、ビル管理受託手数料等が増加したことにより、前期比20億円増(+12%)の187億円へ増収となりました。
    • 「施設営業事業」は、ホテル事業の減収を主因に前期比21億円減(△10%)の182億円へ減収となりました。
    • 「海外事業」は、上海環球金融中心の通期稼動等により、前期比60億円増(+70%)の145億円へ増収となりました。
  • 「営業利益」は、六本木ヒルズの一部オフバランス化を主因として、前期比62億円減(△17%)の309億円となりました。
  • 「経常利益」は、上海の開業費償却負担等、前期の特殊要因が無くなったことを主因に、前期比31億円増(+18%)の204億円となりました。
  • 「当期純利益」は、経常利益と同様の理由により、前期比9億円増(+21%)の50億円となりました。

(参考)
賃貸等不動産の含み益は、有価証券報告書の開示ベースで5,545億円、六本木ヒルズSPC等の連結対象外SPCで保有する物件を含む実質ベースで7,644億円です。

■2011年3月期 連結業績の予想

  • 営業収益は、オフィス稼働率の向上、住宅分譲やホテル事業が好調であること、また、上海環球金融中心の稼働率向上が見込まれ、1,900億円(前期比+7%)となる見込みです。
  • 営業利益、経常利益は、営業収益の増収要因と同様の理由から、それぞれ360億円(前期比+16%)、240億円(前期比+18%)となる見込みです。
  • 当期純利益は、経常利益の増益とともに、特別損失が減少することを主因に、120億円(前期比+140%)となる見込みです。

<注意事項>
本資料及び添付資料記載の業績予想に関しましては、本資料発表日現在において入手可能な情報及び将来の業績に影響を与える不確実な要因に係る本資料発表日現在における過程を前提としております。実際の業績は、今後様々な要因によって、大きく異なる結果となる可能性があります。