森ビル株式会社は、子どもたちが都心の豊かな緑の中で、草花を観察し、五感をつかって自然を楽しみながら都市環境について学ぶ、親子向けイベント「親子で“ヒルズ”のみどり探検ツアー」を5月4日(みどりの日)と5月6日の2日間、アークヒルズの複合庭園「アークガーデン」にて開催します。

親子で都市と自然の共生について考える機会提供

ヒートアイランド現象の緩和に寄与し、景観の美化といった都心の環境問題の解決に貢献する都市緑化は、近年さらなる注目を集めています。当社では、子どもたちに実際に土に触れて草花を観察し、野鳥の声を聴き、自分で選んだ花の絵を描いてみるなど、都心にいながら五感を使って植物や緑の大切さを学んでもらうとともに、親子で都市と自然との共生について考える機会となるよう、本イベントを企画しました。

なお、当社では昨年より、当社が街づくりのミッションとして掲げる「環境」「安全」「文化」をテーマに、「自社施設を活用した子ども体験学習プログラム」を本格展開しています。本イベントはこの一環として、未来を担う子どもたちが快適な都市生活について考えるための機会提供、および当社の街づくりにおける取り組みの理解浸透を目的として開催するものです。この取り組みは、昨年、(社)日本パブリック・リレーションズ協会が主催する「第11回日本PR大賞『PRアワードグランプリ』」の「イベント部門」にて優秀賞を受賞いたしました。

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昨年のツアーの様子
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昨年のツアーの様子

森ビル都市づくりの原点「アークヒルズ」:環境への取り組みについて国内外から評価

当社では、「ヴァーティカルガーデンシティ(立体緑園都市)」という理念のもと、「環境と緑」を街づくりにおけるミッションの1つに掲げ、建物を集約することで生まれたオープンスペースや屋上を可能な限り緑化しています。
アークヒルズ(1986年竣工)はこの理念に基づき、オフィスや住宅、ホテル、コンサートホールといった多彩な都市機能を複合させるとともに、豊かな緑地によって「都市と自然の共生」を実現した森ビルの都市づくりの原点となるプロジェクトです。
開発を通じた継続的な都市緑化の推進やコミュニティ形成への貢献が評価され、2006年には世界の優れた環境プロジェクトとしてアークヒルズがオーストリアの国際的環境賞「National ENERGY GLOBE AWARD Japan」を受賞、2008年には企業として、第17回「地球環境大賞」での「国土交通大臣賞」を受賞いたしました。

開催場所となる「アークガーデン」は、アークヒルズの開発によって生まれた施設の屋上やオープンスペースを緑化した7つの庭園からなります。中でもサントリーホール屋上の「ルーフガーデン」は、平素は野鳥保護を目的に非公開としていることから、都心にありながらも数多くの鳥や小動物が集うなど、豊かな生態系が育まれています。今回は子どもたちが、この“秘密の庭園”も含めた各庭園を探検しながら、多くの緑とふれあい、緑を味わうことのできる体験プログラムとなります。

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ルーフガーデン
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ルーフガーデン

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住宅棟の足元に広がるメインガーデン

「ヒルズのみどり探検ツアー」実施概要

■開催場所:アークヒルズ内、アークガーデン(港区赤坂1-12-32)
■開催日時:2009年5月4日(月・祝)・5月6日(水・祝) 10時00分~11時30分
(集合は9時50分 アークヒルズ内フォーシーズンズガーデン)
■参加対象者:各日親子20組(小学生対象・原則として保護者同伴)
 ※5月4日(月・祝):小学校1年生~3年生対象
 ※5月6日(水・祝):小学校4年生~6年生対象
■参加費:無料
■申込み方法:4月15日より下記Webサイトまたはファックス申し込みにて受付(応募多数の場合は先着)
 ※締め切りは4月27日正午。
 https://webcas.mori.co.jp/form/fm/mori/090415_midoritanken
■イベント内容:
みどりの力を学ぶ(レクチャー)
ヒートアイランド問題やストレス社会問題に対して緑がはたす役割を解説し、都市生活における緑の大切さを説明します。
“秘密の庭園”探検(ルーフガーデン・ローズガーデン見学)
平素非公開のルーフガーデンおよびローズガーデンを見学し、20年の歳月を経て育った屋上の緑を見学していただきながら、初夏の草花について解説します。
都心のガーデンでお絵かき体験
アークガーデン内メインガーデンにて、好きな草花を1つ選び、その場で子供たちがお絵かき体験をします。選んだ草花は、その後摘んでお持ち帰りいただけます。

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