森ビル株式会社が運営する社会人向け教育機関「アカデミーヒルズ」(六本木ヒルズ森タワー49階、理事長 竹中平蔵)は、都市における知的生活をより豊かにする為の取り組み「ライフスタイルサロン 編集力シリーズ」の第二回を、2009年1月15日に佐藤可士和氏をゲストに迎え開催します。

テーマは「ビジネスとクリエイティブの新しい関係」
2007年にアカデミーヒルズ六本木ライブラリーでスタートした「ライフスタイルサロン」。今回のキーワードは、前回に引き続き「編集力」です。ネット社会の現在は、情報が溢れかえっており、それを“いかに入手するか”よりも “いかに編集するか”が重要な時代なのではないでしょうか。そこで、各界で「編集」に長けているゲストをお招きし、参加者に「情報を編集する」とはどういうことかを考えるきっかけを提供したいと企画しました。

1月15日(水)に開催する第二回のゲストはアートディレクターの佐藤可士和氏です。美術館から病院、タオルのブランディングまで幅広いプロジェクトでご活躍されている佐藤氏は、昨年出版された著書『佐藤可士和の超整理術』で、整理術を「空間」「情報」「思考」の3つに区分して紹介されています。今回のサロンは、前半は佐藤氏の考える「編集力」をご自身の言葉で語っていただきます。そして後半はそのお話を元に安藤氏、竹中理事長を交えて存分に議論し、今の時代だからこそ求められる「編集力」を探求します。

ライフスタイルサロン「編集力シリーズ」 第二回 実施概要
■テーマ:ビジネスとクリエイティブの新しい関係
■日 時:2009年1月15日(木)19:15~20:45
■場 所:アカデミーヒルズ(六本木ヒルズ森タワー49階) タワーホール
■主 催:アカデミーヒルズ 六本木ライブラリー
■ゲスト:佐藤 可士和(アートディレクター)
■モデレーター:安藤 礼二(評論家/多摩美術大学准教授)
■パネリスト:竹中 平蔵(アカデミーヒルズ理事長/慶應義塾大学教授)
■参加者:約350名(アカデミーヒルズ 六本木ライブラリー会員など)

 

登壇者プロフィール
■佐藤可士和

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1965年東京生まれ。博報堂を経て「サムライ」設立。スマップのアートワーク、キリン極生の商品開発から広告キャンペーン、TSUTAYA TOKYO ROPPONGIのVIと空間ディレクション、ファーストリテイリング、楽天グループ、明治学院大学のブランディング、NHK教育「えいごであそぼ」のアートディレクション、NTT DoCoMo「FOMA N703iD」のプロダクトデザイン、ユニクロNYグローバル旗艦店のクリエイティブディレクション、国立新美術館のVIとサイン計画等、進化する視点と強力なビジュアル開発力によるトータルなクリエイションは多方面より高い評価を得ている。
 
■安藤礼二

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1967年生まれ。文芸評論家。早稲田大学第一文学部考古学専修卒業。現在、多摩美術大学美術学部芸術学科准教授。同芸術人類学研究所所員。『神々の闘争 折口信夫論』で第56回芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。
 
■竹中平蔵

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1951年和歌山県生まれ。一橋大学経済学部卒業。ハーバード大学客員准教授、慶應義塾大学総合政策学部教授などを経て、2001年小泉内閣で経済財政政策担当大臣。2002年金融担当大臣、2004年郵政民営化担当大臣兼務、2005年総務大臣。この間2004年より参議院議員。2006年小泉内閣終焉とともに辞職。同年12月アカデミーヒルズ理事長に就任。現在、慶應義塾大学教授・グローバルセキュリティ研究所所長も務める。
 

アカデミーヒルズhttp://www.academyhills.com
森ビルは「世界的文化都心の創造」をヴィジョンに、街づくりに「都市を創る(ハード面)」と「都市を育む(ソフト面)」の両面から取り組んでいます。「都市を育む」取り組みの一つとして、森ビルが運営するアカデミーヒルズ(理事長 竹中平蔵 慶応義塾大学教授)は“自律的に自立する個人の支援”をミッションに、「アーク都市塾」「Roppongi BIZ」「アーテリジェントスクール」などを運営する「スクール事業」、会員制図書館を運営する「ライブラリー事業」、貸しホール・貸会議室を運営する「フォーラム事業」の3つの機能を軸に、都市生活者に対して「知的活動の場」と「教育の機会」を提供しております。

アカデミーヒルズ六本木ライブラリーhttp://www.academyhills.com/library/
カフェやサロンスペースを併設した会員制のライブラリーで、現在の会員数は約3000名。施設利用や書籍の閲覧の他、「メンバーと知識の共有をしたい」「情報を発信したい」という会員のために、トークイベントやワークショップを1年間に約80回開催し、好評を得ています。企業や学校などの組織に頼らずに生きる、21世紀の自律した個人が、最新の情報や書籍を入手し、ネットワークを築いていくための「場」を提供することを目指しています。