森ビル株式会社(東京都港区 代表取締役社長 森稔)が開催する小学生向け体験学習ツアー「六本木ヒルズの水の"ヒミツ"探検ツアー」は、キッズデザイン協議会(内閣府認証NPO)が主催する「第2回キッズデザイン賞」を、「コミュニケーションデザイン部門」で受賞いたしました。
ツアーの実施風景
六本木ヒルズの水の"ヒミツ"探検ツアーとは、水の日(8/1)に合わせ、未来を担う子どもたちに水資源の大切さを楽しみながら学んでもらうことを目的とし、六本木ヒルズの裏側にある設備を見学しながら水の有効活用について説明する小学生向け(4年生~6年生)の体験学習ツアーです。水資源の大切さについてのレクチャーを行なったあと、雨水を有効活用する冷却装置や、中水生成のためのろ過施設などの設備や取り組みを探検形式で見学し、大規模開発の裏に隠された環境への取り組みについて、親子で学び、考える機会となるよう企画いたしました。
キッズデザイン協議会審査員コメント
「ビルの中でも水をムダにしない工夫っていろいろあるんだね。」
六本木ヒルズにおける水資源活用をツアー形式で学ぶプログラム。普段は見られない施設の裏側を散策、レクチャー前には子どもたちにワークシートを配布、夏休みの自由研究にも使えるように工夫している。企業は自分の体の中を見せるということはあまりしてこなかったが、バックヤードを見せるという試みは子どもの気づきの面でも非常に重要である。
当社では、夏休みを利用した子どもたちの体験学習機会である本ツアーを、今年も7月31日と8月1日の2日間に、計51名の参加者を迎えて開催いたしました。昨年に引き続き雨水や中水の有効活用について施設の裏側を見学しながら学び、今年は子どもたちがより楽しみながら水についての理解を深めることができるよう、身近なペットボトルや砂、石をつかった簡易ろか器を作成するワークショップを取り入れました。参加者からは、「実際に見て触れて知ることができ、いい経験になった」「あまり知ることのできない大きなビル内での水の利用法を知ることができ大変勉強になった」との感想が聞かれ、普段は見ることのできない施設の裏側を舞台に、親子で学習をするよい機会となったようです。

当日使用した資料(一部)

ろ過器を作成するワークショップの様子
当社では、街づくりにおける取り組みにより蓄積されたノウハウや先進設備を社会に還元して、地域住民や子どもたちと共に学びながら快適な都市生活のあり方を考えていく機会を継続して実施しています。なお、今期(夏休み期間中)は、「環境」をテーマとした本ツアーのほか、「文化」をテーマとした「六本木ヒルズのアートの"ヒミツ"探検ツアー(8月20日開催予定)」や、「安全」をテーマとした「六本木ヒルズの安全の "ヒミツ"探検ツアー(8月25日・26日開催予定)」も実施いたします。
*キッズデザイン賞とは
子どもの安全・安心の向上、健やかな成長発達に役立つ製品、コンテンツ、活動、リサーチなどを顕彰し、表彰作品に"キッズデザインマーク"を付与するものです。産官学民が"デザイン"の力を通じて生み出した、子どもたちのための成果について、社会的、文化的な価値の見地から公正な評価を与え、その優れたものの顕彰を通じて、産業・研究活動と子ども環境の高度化を図ることを目的としています。