森ビル株式会社(東京都港区 代表取締役社長 森稔)は、ドイツ・ボンで開催されている国連生物多様性条約第9回締約国会議(COP9)の「ビジネスと生物多様性イニシアチブ(Business and Biodiversity Initiative)」に参加し、5月29日、「優良企業の生物多様性リーダーシップ宣言」に署名いたします。これは、企業として生物多様性の推進を進め、同条約の以下3つの目的に同意し、支持を表明するものです。なお、参加企業は34社、そのうち日本からは、当社を含む9社が調印する予定です。
<条約の3つの目的>
● 生物多様性の保全
● 生物多様性の構成要素の持続可能な利用
● 遺伝資源から生じる利益の公正・衡平な配分
当社は、「Vertical Garden City-立体的な庭園都市」というコンセプトのもと、建物を高層化することによって生まれたオープンスペースや建物の屋上を可能な限り緑化することで、緑豊かで地球環境にも優しい都市環境の創造に努めてまいりました。
今後さらに、アークヒルズをはじめ、港区の当社事業地を拠点として、都市域におけるエコロジカルネットワークを構築し、生物多様性に配慮した街のモデルづくりを進めてまいります。なお、現在、計画中の虎ノ門・六本木地区再開発事業では、生物多様性に貢献する緑化および維持管理の検討を進めており、元来この地域に存在する在来種や潜在自然植生(※)に基づいて、地域の自然を再生していく予定です。
※潜在自然植生=何も人為的な干渉を加えないと仮定したときにその土地が支え得る植生。
【参考】

アークヒルズ、六本木ヒルズを中心とした
エコロジカルネットワークの形成(イメージ)