森ビル株式会社(東京都港区 代表取締役社長 森 稔)が運営する森美術館は、この度、開館5年目を迎える本年度から3年間、グローバルな金融機関であるUBSグループ(スイス・チューリッヒ)との協力で、現代美術のための講座「MAMアートコース」を開設致します。
「MAMアートコース」(※)では、一般の社会人・学生を対象に現代美術を身近に感じていただく機会を提供すると共に、これからの社会や私たちの未来においてアートが何を担うのかを一緒に考えていきます。
3年間のコースでは、テーマを「A:ART(アート)」、「B:BUSINESS(ビジネス)」、「C:CULTURE(カルチャー)」の三つに分類し、アートと社会の関係性を紐解いてゆきます(開催は順不同)。具体的には、哲学、社会学、美術館学、国際展、アートマーケット、美術教育、美術批評といった多様な角度からアートの最新情報を学びつつ、美術と環境、医療、科学、経済など他分野との関係性を通して社会におけるアートの位置づけを読み解きます。
(※MAMとは、森美術館の英語標記=Mori Art Museumの頭文字をとったものです)
2008年5月23日(金)に第一回の講義を行い、年間5~6回の講座を開催する予定で、各回ごとにご参加いただけます。
■第1回「あなたの中のアートが社会へ開かれる時」
日本を代表する現代美術家である宮島達男氏。「MAMアートコース」の初回となる本講演では、「『時の蘇生』柿の木プロジェクト」や「時の浮遊-ホスピス・プロジェクト」など、宮島氏のこれまでの活動を通して、社会とアートの関係性を紐解いていきます。
日時:2008年5月23日(金)19:00-21:00
出演:宮島達男氏(現代美術家/東北芸術工科大学 副学長)
■第2回「現代アートを買ってみる?―アートマーケットの最新情報」
アートを「見る」だけではなく、身近な生活空間に取り入れるとしたら?アートのPRやファンドレイジング活動で活躍する辛 美沙氏が、現代アートを「買う」ことの楽しさやその方法について、世界のアートマーケットの最新情報を交えながら語ります。
日時:2008年6月30日(月)19:00-21:00
出演:辛 美沙氏(アートフェア東京 エグゼクティブディレクター、Misa Shin & Co.代表)
会場:六本木アカデミーヒルズ(六本木ヒルズ森タワー)
定員:各回150名(要予約)
料金:一般1,000円 学生・MAMCメンバー500円(各回)
お申し込み:森美術館ウェブサイト(予約開始:4月24日(木) 12:00)
お問い合わせ:森美術館学芸部パブリックプログラム
TEL:03-6406-6101 Fax:03-6406-9351
E-mail:ppevent@mori.art.museum
主催:森美術館、アカデミーヒルズ 協賛:UBSグループ