森ビル株式会社(東京都港区 代表取締役社長 森 稔)の運営するアーク森ビルは、11月26日に発生した急病人の措置に関して、「素早く適切に救命措置を実施し男性の一命をとりとめた」として11月28日、麻布消防署より消防総監感謝状を授与されました。

【経緯】

(1)11月26日14時26分頃、「第21森ビル」(港区六本木1-4-33)8階の事務所内で、男性(57歳)が突然意識を失って椅子から崩れ落ち、いびきをかきだしたため、男性の同僚を含む5名が救急車を要請、容態観察、人工呼吸、心臓マッサージを実施

(2)同事務所から100メートルほど離れた場所にある「アーク森ビル」(港区赤坂1-12-32)にAEDが設置してあり、有事の際は支援できる体制となっていたため、アーク森ビルに連絡

(3)連絡を受けてアーク森ビル社員(応急手当普及員の資格取得者)が現場にAEDを持って駆けつけ、倒れた男性に電気ショック(除細動)を実施。後から到着した救急隊と消防隊に引き継いだ

(4)男性はその後、都立広尾病院救急救命センターに搬送され、一命をとりとめた

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麻布消防署長から感謝状を受取る森ビル社員

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実際に使われたAED(自動体外式除細動器)

森ビルでは、従来から、非常時にエリア内のビルが相互支援する群管理を実施しております。
今回の男性の救命に関しては、こうした群管理による支援体制が功を奏しました。

消防署コメント

「第21森ビル」テナントの「コロムビアミュージックエンタテインメント株式会社」様および「森ビル株式会社アーク森ビル」様は、共に、平素から救命講習を受講するなど、救命救急に積極的に取り組んでおり、この取り組みが今回の救命につながった。近隣のビルからAEDを搬送して救命しためずらしい事例であり、AEDを設置しているビルと近隣のビルが有事の際の申し合わせをしていたことが、かけがえのない命を救った。