標記の件、本日(4月3日)の弊社入社式における新入社員へ向けた社長所感の要旨をまとめましたので、ここにその内容をご紹介いたします。
なお、本年度の森ビルグループ新入社員は43名(森ビル(株) 総合職:30名、専任職:10名/森ビル流通システム(株) 総合職:3名)です。
■ 2006年4月3日 弊社社長入社式所感(要約)
入社おめでとうございます。今年は43名の精鋭の諸君を、この桜満開という素晴らしいタイミングでお迎えすることができ、大変うれしく思います。
桜と言えば、今年で完成20周年を迎えるアークヒルズの桜は本当に見事なものです。立派に育った桜並木がまさに桜のトンネルとなり、多くの方々が夜遅くまで散策を楽しまれている姿を拝見すると、長い月日をかけて培われる都市づくりの真髄を見るようで感慨無量です。
さて、「ヒルズ」とは、当社が長い歳月をかけて遂行した挑戦的かつ創造的な大規模複合開発に冠する名称であり、複数形には、「都市化と緑化」、「伝統と革新」、「経済と文化」など、一見矛盾する対立的要素の融合という意味が含まれます。アークヒルズから始まる「ヒルズ」の歴史は、言わば当社の挑戦の軌跡です。「ヒルズ」が今後も、時代の変化に適応した新たな産業を育む場として、都市づくりにおける「ルネッサンス」の象徴であり続けたいと考えています。
当社の事業は、都市開発を中心に、商業や文化、教育、ホスピタリティ事業など幅広く多岐にわたり、今後さらにその社会的重要性を増していくことでしょう。そのような状況のなかで求められる人材とは、社会性、協調性に優れ、経営者的感覚を備えた人材です。若い年代は、専門分野にこだわらず、むしろ専門外の知識を積極的に吸収し、全体を見渡せるバランス感覚を身につけて欲しいと思います。今後の当社のさらなる発展のために、新入社員諸君には、謙虚かつ貪欲な姿勢で取り組み、大いに力を発揮していただくことを期待します。