平河町二丁目地区市街地再開発準備組合(東京都千代田区、理事長 荒井京一)が推進している平河町二丁目東部南地区第一種市街地再開発事業が、本日、東京都千代田区により都市計画決定の告示を受けました。
再開発事業の対象地区は、東京都千代田区平河町2-15,16(一部)の約0.7ヘクタール。南側は青山通り(国道246号)、南東側に首都高速道路4号線、計画地中央の地下には南西部から北東部にかけて東京地下鉄半蔵門線が敷設されています。
当準備組合は2003年11月に設立され、地区内の地権者として、個人、森ビルなど計11件で構成されており、事務局ならびに事業協力者として森ビルが参画しております。 これまで千代田区ならびに東京都と本事業に関わる協議を進め、千代田区の平河町二丁目東部地区地区計画に則り計画してまいりました。
<開発の基本方針>
・ 現状の高低差のある細分化された土地を再編し、土地の合理的な高度利用を進め、首都東京の都心として相応しい風格と多様な機能を備えた空間形成を図ります。
・ 東京の中枢施設に近接する立地に相応しい高度な業務機能を整備するとともに、質の高い都市型住宅を整備し、職住近接の魅力的な都市空間の形成を図ります。
・ 空間的なゆとりと緑豊かな魅力ある複合市街地の形成ならびに国道246号の表通りに相応しい整えられた街並みの形成を図ります。
当準備組合では、06年度内に再開発組合の設立、権利変換計画の認可、工事着手を目指します。また、事業推進に際し、計画建物を地下鉄直上に配置することから早期に地下鉄構築物等を踏まえた技術的な検討が必要であるため実施設計者、施工者について特定業務代行方式を活用し選定していく予定です。
なお、当準備組合は、特定業務代行者の選定を社団法人全国市街地再開発協会に委託しており、近日公募する予定となっております。
以 上
※特定業務代行方式について
特定業務代行方式は、「民間能力の活用による市街地再開発事業の推進について」(平成8年建設省(現国土交通省)都市局都市再開発防災課長・住宅局市街地建築課長 通知)により、施行者からの委託に基づき、民間事業者が市街地再開発事業の施行に関する業務の一部を代行する方式です。
<参考資料>
◇位置図
◇計画概要
敷地面積 約5,600平米(約1,700坪)
用途地域 商業地域、第二種住居地域
階数 地上24階 地下3階 塔屋1階
用途 事務所(2~13階)、住宅(14~23階) 店舗(1階)、駐車場
建物高さ 約102m(最高高さ:約105m)
計画建蔽率 約42%
計画容積率 約751%
延床面積 約51,500平米(約15,600坪)
住宅戸数 約140戸
駐車台数 約130台
◇公共施設等の整備
北側区道を幅員6mに拡幅整備し、敷地内に歩行者通路、広場等の新設整備を行うとともに、計画敷地の南側青山通りと北側道路までの高低差約7mを解消し、当事業において通路部分にエスカレーター、エレベーターを設置し地区の利便性向上に寄与いたします。