2006年1月17日、六本木ヒルズ(港区六本木六丁目)では、森ビル株式会社(代表取締役社長:森 稔)および六本木ヒルズ自治会(会長:原 保)の共催により震災訓練を実施いたします。

六本木ヒルズでは、災害時に「逃げ出すのではなく、逃げ込める街」を目指し、災害に強い街づくりを実現してまいりました。ハード面の対策として、各建物における最良の耐震技術の採用により、大型の地震が発生した際、建物機能はもとより都市機能を維持します。また、地区内では災害用井戸や非常用発電システムの整備、非常用食料の備蓄など、災害時の備えに万全を期しています。

さらに、都心部の再開発事業を数多く手掛け、六本木ヒルズの運営にも携わる森ビルでは、被災時における居住者・テナント・来街者・周辺地域住民の安全確保、建物機能の早期回復等に重点をおいた震災訓練をこれまで定期的に実施してきたほか、非常時連絡訓練、全社員の救命講習受講(救命技能認定証の取得)、管理職社員の夜間・休日宿直制度など、震災支援体制をより迅速に確立するための体制を整備してまいりました。

今回の六本木ヒルズ震災総合訓練は3度目となり、住民やオフィスワーカー、店舗テナントなど、六本木ヒルズ自治会も参加して行われる大規模な訓練です。被災時における活動内容の徹底および各種操作等を体験する事で意識・知識の向上を図り、街ぐるみの防災体制の整備を目的としています。

また、今回はエレベータの地震時管制運転および停電時自動着床運転の体験訓練を初めて実施します。

日  時: 1月17日(火) 9:00~10:30
場  所: 六本木ヒルズアリーナ
参加者: 六本木ヒルズ自治会構成員、周辺町会/商店街振興組合
      【六本木ヒルズ自治会構成員】
      森ビル、商業施設店舗、オフィス入居テナント、グランド ハイアット 東京、テレビ朝日、
      VIRGIN TOHO CINEMAS六本木ヒルズ、住宅棟入居者、ハリウッド、妙経寺

内 容:
(1)自衛消防訓練 9:00~9:30 
  対   象:六本木ヒルズ自治会構成員、周辺町会
  内   容:火災発生による各建物からの避難活動
         六本木ヒルズレジデンス/六本木ヒルズゲートタワー
   
(2)体験訓練 9:30~10:15 
  対   象:六本木ヒルズ自治会構成員 および 周辺町会 他 
  参加人数:約400名
  内   容:・井戸操作 ・耐震構造説明 ・心肺蘇生
         ・応急手当 ・消火活動 ・起震車体験
         ・救急搬送 ・救出活動 ・煙体験
         ・ELV体験 ・炊き出し 等

(3)消防演習 10:15~10:30 
  麻布消防署・森ビル自衛消防隊によるデモンストレーション
  ・はしご車による救助活動、
  ・麻布消防署(特別消火中隊)による倒壊家屋からの救出
  ・ポンプ車、はしご車、森ビル自衛消防隊による一斉放水
  ※一斉放水は、2台のはしご車の上から、地上から5本のホースによりヒルサイド森タワー方面
  に放水します。