森ビル株式会社(東京都港区 代表取締役社長 森 稔)が緑化管理運営を実施する「アークヒルズ」(東京都港区・1986年竣工)が、「第1回SEGES 社会・環境貢献緑地評価システム」にて最高ランク「Stage 3」を取得いたしました。
「社会・環境貢献緑地評価システム」は財団法人都市緑化基金が主催する緑化活動の評価システムで、今回が第一回目となります。民間が所有する土地で緑地の保全・創出活動に取り組んでいる団体を評価の対象とし、緑をまもり育てる活動を通じて社会や環境に貢献している企業等の緑地を対象として認証するものです。企業等が管理する都市の緑地を評価・認証する制度は世界で初めてのものとなります。
名称: | 社会・環境緑地評価システム |
英文: | Social and Environmental Green Evaluation System(SEGES:シージェス) |
URL: | http://www.urban-green.or.jp |
「緑化」への先進的な試みを続けるアークヒルズ
来年竣工20年を迎えるアークヒルズは、都心部ではじめての民間による大規模複合再開発であるとともに、都市における人と自然の共生を目指したプロジェクトとして、開発当初より一貫して「緑化」への先進的な試みを続けて参りました。
アークヒルズでは、竣工当初に植えられた150本の桜並木や、四季の草花で溢れる7つの庭園「アークガーデン」のみならず、建物屋上・壁面においても、各々の環境や状態に合った植物を選定し緑化を実施するなど、新しい緑化技術の開発・応用にも積極的に取り組んでいます。また日々のメンテナンスから中長期的な視点での維持管理の適正な実施だけでなく、1997年に発足した「アークガーデニングクラブ」による様々な活動をはじめ、近隣の小・中学校の屋外学習への協力など、アークヒルズの緑化環境を活かしたコミュニティ活動や地域貢献にも積極的に取り組んでいます。
以下、今回SEGESで評価いただいた結果について抜粋いたします。
アークヒルズ評価概要 (SEGES評価結果より抜粋) 都市型デベロッパーとして都市緑化をリードしていく立場を自覚し、緑地を地域に提供し、将来にわたり、広域的な都市のグリーンベルトをつくることで、うるおいのある豊かな街づくりに貢献したいとする環境企業としての姿勢を高く評価。 〈原理別評価〉 第一原理:土地利用の永続性 ・約20年にわたり地域に豊かな緑を安定供給。 ・緑地基準を守るだけでなく、自治体と連携し住民参加による公共部分の管理などを高く評価。 第二原理:緑地管理 ・緑地管理目標が明確化され、定期会議によりフィードバックも良好に行われている。 ・特にガーデニングクラブの活動が地域に貢献しつつ環境コミュニケーションに役立っている。 第三原理:緑地機能の発揮 ・火災時の延焼防止などの緩衝機能やヒートアイランド等も意識した人工地盤上の緑地が十分な機能を発揮している。 ・ガーデニングクラブで緑の管理が積極的になされ、桜祭りなどの催事も積極的に行われている。 |
当社といたしましては今回の最高ランク評価をいただきましたことを一層の励みとし、今後も、都市における人と自然の共生を実現し、都市景観、地球環境にも配慮した、緑豊かな都市空間の創造を目指して参ります。