森ビル株式会社(東京都港区 代表取締役社長森稔)が、宗教法人日本ルーテル教団(東京都千代田区 代表役員 樫木芳昭)との共同事業により、港区六本木において建設中の「(仮)六本木ルーテル教会等建替え計画」内に、学校法人アメリカン・スクール・イン・ジャパン・ファウンディションが運営する幼稚園(American School in Japan nursery and kindergarten)が来年1月に開園することが決定いたしました。
当計画は、六本木ヒルズの南側に隣接する日本ルーテル教団「六本木ルーテル教会」の建替えに伴い、教会の新会堂および住宅・幼稚園棟からなる複合施設を建設するものです。住宅・幼稚園棟は地上11階、地下1階建てで、1階から3階までが幼稚園となります。住宅は総戸数22戸、住戸面積55〜65坪の4Bedsタイプを主とし、外国人ファミリーを主要ターゲットとします。
なお、アメリカンスクール幼稚園の誘致の主な理由は下記の2点となります。
・ 都心部におけるインターナショナルスクールの不足
国際化が進展するなか、特に外国人居住者の多い都心部ではインターナショナルスクールの受け入れ能力は限界に達している。また、インターナショナルスクールの現在の法的地位に伴う財政面の問題(補助金や寄付金への税制控除がない、借用地での教育が認められない、等)から、施設拡張による受け入れ人数の増員対応も容易に行えない現状がある。
・ 当社におけるエリアマネジメント戦略の一環
森ビルが賃貸住宅事業を展開する港区は、各国大使館が集積するなど国際性豊かなエリアであり、当社が提供する賃貸住宅の入居者の約5割が外国人となる。そのため当社は、日本人はもちろんのこと、外国人居住者にとっても快適で利便性の高い生活環境の実現を目指すエリアマネジメントに注力し、商業施設をはじめとして、医療施設や託児施設などバイリンガル対応の施設充実を図っており、今回のASIJ誘致もその一環として行われたものです。
なお、インターナショナルスクールは、在日外国人が生活する上で必要不可欠であるとともに、国際的な価値観を備えた優秀な日本人の育成という観点からも重要なインフラストラクチャ−となる可能性を持っています。森ビルは今後も、国際都市東京において、グローバル化時代に対応する都市(教育)環境および施設の整備を積極的に進めてゆきたいと考えています。
(仮)六本木ルーテル教会等建替え計画 概要
建築名称 (仮)六本木ルーテル教会等建替え計画
所在地 港区六本木六丁目
敷地面積 1,865.11m²
延床面積 9,531.64m²
主要用途 教会、各種学校、共同住宅 他
階 数 地上11階、地下1階
竣 工 幼稚園・住宅棟/2003年12月、教会棟/2004年春