4月25日(金)にオープンした六本木ヒルズ(港区六本木六丁目)の来街者数が、6月19日(木)に1000万人を突破いたしました。
オープンから約2ヶ月が経ちましたが、現在も土日約20万人、平日約10万人を超える方々に来街していただいており、男女比は概ね男性4:女性6となっています。来街時刻の傾向としては、13時から15時ごろまでがピークとなっていますが、深夜にかけて訪れる人が多いことも特徴のひとつです。また、六本木ヒルズのタウンカード(コミュニティパスポート)の入会者はすでに15万人に達しております。

六本木ヒルズの情報が網羅されたHand book(定価400円)も好評をいただいており、初版5万部を用意していましたが、現在完売し、増刷中です。
また、六本木ヒルズ公式サイト(http://www.roppongihills.com)へのアクセスに関しては、1日の平均ページビューが約30万件、オープン当初は1日約50万件に達し、六本木ヒルズに対する関心の高さを示しています。


<商業テナント> ~各エリアともに好調~
オープンから2ヶ月が経ち、六本木ヒルズを訪れる人々にも、それぞれの目的別によって特徴が見られるようになりました。
六本木ヒルズのメインゲートであるメトロハット/ハリウッドプラザ、オリエンタルテイストにあふれるファッションや雑貨、飲食が集積しているヒルサイド、トレンド発信型のアパレル、ジュエリー、雑貨の店舗が数多く集まるウエストウォークは連日、幅広い年齢層のお客様や観光客を中心に賑わっています。
一方、ハイクオリティなファッション、雑貨の他、こだわりの飲食店等が軒を連ねる六本木けやき坂通りには、麻布・広尾エリアをはじめとする近隣の方々やライフスタイルにこだわりを持つ都心生活者やクリエイターなど多くの方々が訪れています。

例えば、TSUTAYAとスターバックスコーヒーがコラボレートした新業態の店舗TSUTAYA TOKYO ROPPONGI(営業時間 午前7時~翌午前4時)は、コーヒーを片手に国内外の雑誌やアートブックを自由に読める環境が人気を呼んでいる"文化発信基地"であり、特に深夜が混み合っていることでも、いわゆる"24時間眠らない街・六本木ヒルズ"の象徴の一つとも言えるでしょう。
また物販でも、高級アパレル店をはじめ、けやき坂通りなどの各店舗では好調な売れ行きを示しています。例えばイタリアの高級ブランド ロロピアーナ六本木ヒルズ店は、日本における旗艦店で、本物志向の顧客に支持され、さらに、初のキッズ用品は、ギフトとしての人気も高く、一着10万円するキッズブルゾンの売れ行きなども好調です。また、路面初出店であるイタリアの高級クラシックアパレルブランドのキートンでは特にレディースが好調で、品薄状況になるほどの売れ行きでした。

<東京シティビュー(展望台)>
森タワー52Fにある東京シティビューはオープン以来約46 万人の方にご来場いただきましたが、お客様をお待たせすることなくスムーズにご来場いただけています。特に毎週土、日曜日に実施している早朝4時からの営業(夜明けの東京キャンペーン)は、若者たちに人気を博しています。その他の時間帯も、昼の東京を楽しむ主婦層、夜景を楽しむカップル、週末はファミリー層というように、自分のライフスタイルにあわせてその時々の東京の風景を楽しんでいただき、東京の新たな名所としての認知を広めています。

また、東京を遠望し、都市について考察する機会を持っていただくことを目的とした、森タワー52・53階で開催中の「世界都市展」(都市づくりをテーマに、ヨーロッパ、アメリカ、アジアの8都市を都市模型や写真・映像などで紹介)も好評を得ています。世界都市展で都市模型を俯瞰し、街の構造を確かめ、あわせて展望台から実物を見て、東京の今の骨格を実感していただくために、7月19日の夏休み期間からは、東京シティビューと世界都市展の両方をあわせた一体価格1,500円でご提供いたします。(現在は別料金)
その他、夏休みに向けて、ファミリー割引や花火鑑賞など、家族で楽しめるイベントも多数展開してまいります。

<森美術館(森タワー52・53階)>
森美術館では、10月18日の開館に向け、既に様々な活動を開始しております。
六本木ヒルズの街中に置かれているパブリックアートとストリートファーニチャーは、人々が待ち合わせに使ったり、デザインベンチに座ったりと、ごく自然にアートやデザインを楽んでいます。5月10、11日には、延べ人数1000人以上が参加するシンポジウムおよび製作過程とアーティスト・インタビューで構成された展覧会を開催しました。
また6月11日には、ヴェニス・ビエンナーレで開催中の「イリヤ&エミリヤ・カバコフ展」の記者会見とオープニングを行い、オープニングは来場者多数により入場制限が敷かれ、森美術館の"うちわ"がヴェニスに一大旋風を巻き起こしました。
これらのイベントは森美術館が目指す「アートとライフの関係」を結びつける活動の一端であり、開館記念展「ハピネス」では、その全容をご紹介致します。

<六本木アカデミーヒルズ(森タワー49階)>
六本木アカデミーヒルズは、知的好奇心に溢れる方々に大変好評をいただいております。
都心の書斎として注目を集める会員制図書館「六本木ライブラリー」には、20~30歳代を中心とする約300名の方々にご入会いただき、会員同士の新たなコミュニケーションやネットワークも芽生えています。
最新設備を誇るフォーラム会場では、映画「マトリックス リローデッド」来日記者会見(ワーナー・ブラザース映画主催)、「地中海を巡る想い-スタジオ・アッズーロ」展オープニングセレモニー(エルメスジャポン株式会社主催)、法科大学院シンポジウム(日本経済新聞社主催)に代表される、注目のエンターテインメントイベント、シンポジウム、新製品発表会などが連日開催され、入場者数はすでに22,000名を超えています。
また、プロフェッショナルスクール「アーク都市塾」、子供たちが英語で学ぶ「キッズアカデミーヒルズ」では現在約400名が学んでいます。さらに今秋からはビジネスやライフスタイルをテーマにした多彩なプログラムも展開いたします。

<グランド ハイアット 東京>
究極のくつろぎを目指す390の客室、デザインとクオリティとサービスにこだわりをもつ10の直営レストラン・バー、最新の機能を備えた13の会議・宴会場施設、心身の調和と安らぎをもたらすスパ アンド フィットネス - グランド ハイアット東京は、開業以来約56日で稼動部屋数17000室、レストラン来店者数も15万人を突破し、極めて好調なスタートを切ることが出来ました。8月3日(日)にはブライダルイベント「Grand Celebration」を開催。これからも「21世紀のライフスタイルデスティネーション」として豊かな時間を創出して参ります。

<ヴァージンシネマズ 六本木ヒルズ>
ヴァージンシネマズ六本木ヒルズでは、5月26日に全館を使っての「マトリックス リローデッド」プレミア試写会が行われ、館内がマトリックスコード一色となり、キアヌ・リーブスやローレンス・フィッシュバーンらが試写上映を待つお客様の前に突然現れるサプライズなども展開されました。
「マトリックス リローデッド」「ミニミニ大作戦」などは、六本木アカデミーヒルズでの記者発表会や六本木ヒルズアリーナでのイベントと連動させ、六本木ヒルズの街全体を使っての新しいエンターテイメントを提案いたしました。
また、木・金・土・祝前日に行っているレイトショー・ナイトショーも大変好調です。
今後についても、7月19日(土)からは「ジャック・タチ フィルムフェスティバル」の上映など、イベントが目白押しです。

<六本木ヒルズアリーナ>
六本木ヒルズの中心に位置する広場、六本木ヒルズアリーナでは、世界4大陸のアーティストが集結したオープニングイベント「Artelligent  Wave(アーテリジェントウェーブ)」以降、来場者を楽しませ、好奇心を刺激する多彩なイベントを展開しています。カウンターテナー歌手によるチャリティーコンサート、オーストリア、スイス/アメリカのコメディアンによるショーなど、六本木ヒルズアリーナでのパフォーマンスのために来日する一流アーティストによる、ここでしか体験できないプログラムを実施しました。この週末はネイティブアメリカンのアーティスト、ロバート・ミラバルと能楽太鼓奏者、大倉正之助によるコラボレーションイベントを開催します。その後も朝の太極拳教室からインドネシアのガムランコンサートまでジャンルを越え、本物にこだわったイベントを予定しています。
また、先日開催された「マトリックス リローデット」(ワーナー・ブラザース映画主催)、「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」(ソニー・ピクチャーズエンタテイメント主催)、「ミニミニ大作戦」(日本ヘラルド映画主催)といった、新しい映画の情報発信場所としてもすでに定着しています。


以上のように、六本木ヒルズの各施設とも好調なスタートとなり、それぞれに意欲的なイベント等 新しい試みを展開してきました。
六本木ヒルズは、豊かな空間の中で豊かな時間を過ごしていただける街を目指し、今後もアートとインテリジェンスが融合する「アーテリジェントシティ」として、様々な文化・情報を発信し、日本はもとより、世界の人々をも魅了する街づくりを進めてまいります。