インテル株式会社(東京本社:東京都千代田区 代表取締役共同社長 吉田 和正)と森ビル株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長 森 稔)は、「六本木ヒルズ」におけるコラボレーション・パートナーとして協力する計画を発表しました。
ブロードバンド・インターネットの普及、コンピュータの小型軽量化や通信機能の充実に伴い、都市基盤として優れたITインフラを提供することが益々重要になってきています。
インテルは今後1年間、六本木ヒルズのコラボレーション・パートナーとして、多機能複合都市「六本木ヒルズ」を舞台に、「インテル(R) CentrinoTMモバイル・テクノロジ」(注)搭載ノート・パソコンに代表される最新のモバイル・コンピューティング機器と公衆無線LANスポットを利用したブロードバンド・インターネットが、一般消費者や企業ユーザにもたらす利点を広く情報発信していきます。また、これは優れたITインフラを備えた都市における、新しい情報発信のスタイルを提案するものでもあります。
六本木ヒルズのコラボレーション・パートナーとは、各業界を代表する技術や優れたブランドを備えた企業が、六本木ヒルズという一体的なまとまりと多様性があるひとつの街とコラボレーションすることで、さまざまな新しいアイディアを創造、発信し、六本木ヒルズという「街」および「企業」のブランドをともに創り高めていくことを目的としています。具体的には、この街の理念を共有する企業(パートナー)が、「六本木ヒルズ」という街全体をメディアの舞台として、文化活動、プロモーション展開等を行うことで、「アイディアが生まれる都市」六本木ヒルズの「街」のブランドづくりも進めていくことになります。
(注) インテル(R) CentrinoTM モバイル・テクノロジは、より優れたモビリティを提供するノート・パソコンの実現に向けてインテルが開発中の、高性能で低消費電力のマイクロプロセッサ、チップセット、および無線LAN機能を含むテクノロジです。
六本木ヒルズ「i Spot」 森ビルは、多彩な都市機能が集積、融合する「六本木ヒルズ」の公共スペースにおいて、無線LANサービス「i Spot」の試験運用を6月14日より開始します。メインストリートであるけやき坂通りをはじめ、六本木ヒルズ内に15カ所のアクセスポイントを設置。無線対応のパソコンをお持ちいただければ、簡単な設定によって六本木ヒルズのタウン情報や各種関連サイトを無料でご覧いただけます。また、通常のインターネット接続も1日500円(事前のご登録不要)でご利用いただけます。
インテルでは、モバイル・コンピューティングの環境整備、公衆無線LANスポットの普及促進に向けて、複数の公共無線LANスポット事業者や空港、ホテル、レストラン・チェーンなどと協力して、インテル Centrino モバイル・テクノロジ搭載ノート・パソコンとの相互接続性の検証を行っており、六本木ヒルズの「i Spot」もこの検証を受けています。また、利用可能エリアには一般ユーザにわかりやすい目印が掲示されます。
なお、六本木ヒルズでは、森ビルが平成14年より参画している国家プロジェクト「e-Japan戦略」のモデル地区として、今後様々なIT関連の実証実験を予定しています。この「i Spot」をどのように活用していくかについても、重要な実験項目の一つとなっています。