森ビル株式会社

東京だけが持つ、軽さと便利さ(第4回)

2012年04月20日

今月のゲスト:音楽プロデューサー 藤原ヒロシさん

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音楽活動やデザインを通して、東京のストリートカルチャーを牽引してきた藤原ヒロシさん。10代で単身渡英以降、東京に居を構えつつ、国内外を多忙に行き来する藤原さんが、「世界中で東京が一番好きだ」と話してくれました。その確かな審美眼で、手がけた様々のクリエイションが高く評価されている目利き。
彼が「好きだ」というのは東京のどんな部分なのか。1年程前から積極的に行っている自身のライブ活動や、日々の生活で見えている東京の姿について、藤原さんの言葉で語っていただきました。

生演奏の楽しさに目覚めて
新たに自身のソロ活動もスタート

一昨年前から、AOEQというユニットで真心ブラザーズのYO-KINGさんと一緒に音楽をやらせていただいています。おかげで、ライブにも少し慣れました。これまでもDJとして音楽活動をしてきたけれど、改めて「音楽って、こういうのでいいんだ」と思えたというか、「こういう歌詞を作って、ここでのせるのもありなんだ…」という調子がわかってきた。
ライブの楽しみをYO-KINGさんに教わりましたね。そうして色々と教育や洗脳(笑)をされたことで、自分でもソロをやってみようと思ったんです。今は、レコード会社とマネジメントの契約をし直して、一から始めようとしているところです。

老後の趣味が早くやってきた

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HILLSCAST収録風景

AOEQはフォークがメーンだったんですけれど、ソロでは、フォーク、アンビエント、ダブ…今まで僕が聞いてきた音が網羅されたオリジナルということになると思います。歌う楽しみもありますけれど、歌わなくても楽しいですよ。バックで演奏するのも楽しいし、生演奏の楽しさを知りましたね。
昔から、老後の趣味のひとつとして、おじいちゃんになってもバンドでギター弾いたりできればいいなと思っていて、人にもそんな話をしていたのですが、そんな時期が少し早めに来てしまったというか(笑)、のんびりやっています。

プロフール

1964年、三重県伊勢市生まれ。音楽プロデューサー、fragment design主宰。10代の頃に単身渡英し、帰国後DJとして活動を開始。以後、音楽、ファッションを中心としたクリエイションを展開し、ストリートカルチャーのパイオニアとして評価を得る。現在は、真心ブラザーズのYO-KINGとのユニットAOEQからソロまで幅広い音楽活動を展開しながら、様々な分野にデザインを提供している。