森ビル株式会社

個人の突破力、行動力が未来を作る(第4回)

2012年03月23日

今月のゲスト:ビジネスプロデューサー・日本元気塾講師 藤巻幸大さん

1203_img.jpg

六本木ヒルズ森タワーの49階、「創造」「交流」「発信」の場となっているアカデミーヒルズで、ビジネスパーソンに必要なスキルを学ぶことができる「Roppongi BIZ/六本木スクール」。一橋大学イノベーション研究センター長・教授である米倉誠一郎さんを塾長に、4人の講師が私塾を持つ形で行われている「日本元気塾」の第三期が、2012年5月からスタートします。
伊勢丹のカリスマバイヤーとして知られ、現在はビジネスプロデューサーとして様々な企業の相談役を担う藤巻幸大さんも講師のひとり。藤巻さんが「日本元気塾」で伝えていきたいこと、それは今後の日本において重要な「個人の突破力・行動力」「現場での力」だと言います。「日本元気塾」で若者に伝えることの根底にある熱い想いをお伺いしました。

街の可能性に挑戦し続けてほしい
街の喜びがある六本木ヒルズ

六本木ヒルズが好きです。最初は歩きづらいと思うこともありましたが、慣れてくるとだんだんどこに何があるかわかるようになるし、あれだけ商業施設とレストラン、教育的なスペースや公園まで包括するところはなかなか他ではない。百貨店は、一つの建物の中で完結します。
六本木ヒルズは、「ここに当たり前のものがある」という安心感と「こんなものまであった」という意外性と、両方を兼ね備えていますよね。街の喜びがある場所だと思っています。この前も、けやき坂のバーを教えてもらったのですが、また新たなスポットを見つけられた気がしてうれしかったですね。

街の意外性に期待している

1203_4_1.jpg
六本木ヒルズ

表参道の同潤会アパートが建て替わると言う時には、僕はどうしても寂しい思いをしました。でも、表参道ヒルズも六周年を迎えて、色々な入れ替えや試行錯誤があり、表参道に必要なものが置いてある場所と、「PASS THE BATON」のような驚きのあるお店が入っているという様々な可能性を秘めた場所になってきましたね。
街の中に商業施設があるという融合的な面白さに、これからも森ビルは挑戦し続けてくれるのではないかと期待しています。

関連リンク

プロフール

1960年東京生まれ。上智大学卒業後、伊勢丹に入社。「解放区」「リ・スタイル」「BPQC」など数々の売り場をプロデュース。2000年に独立し、アパレル会社、バッグ会社の役員を経て2003年福助株式会社の社長を務め1年半で再建を果たす。現在、株式会社シカタ代表取締役プロデューサー、株式会社テトラスター代表取締役社長などを兼任。最近の著書に「ビジネスパ-ソンの街歩き学入門」(ヴィレッジブックス)、「大改訂図解チームリーダーの教科書」(ダイヤモンド社)などがある。