森ビル株式会社

夜景も恋愛も高校野球も全てエンターテイメントの素(第4回)

2010年11月26日

今月のゲスト:お笑いコンビ「アンジャッシュ」 渡部 建さん

1011_img.jpg

お笑いコンビ「アンジャッシュ」のツッコミ担当としてバラエティ番組などで活躍しながら、ラジオナビゲーター、小説家、夜景観賞士、高校野球についての新聞連載、恋愛心理学についての雑誌連載、食べ歩きのブログ…と、その幅広い活動は枚挙にいとまがない渡部建さん。
多忙を極める生活を送りながら、多くのことに興味を持ち探求していくエネルギーは、どこからくるのか。「自分ならではのエンターテイメントを確立したい」という渡部さんの思いにそのヒントが隠されていました。

第4回 男38歳、独身。婚活中。
料理教室では6人中5人が男性でした

J-WAVEでは、帯番組「プラトン」を3年間やらせていただいて、番組を通してたくさんの方に出会うことができ、僕自身ずいぶん成長させていただきました。また去年は小説を出させていただいて、現在その第二弾を執筆中。
2011年には「アンジャッシュ」久々のワンマンライブも予定してます。これからも、自分から発信していける芸人を目指して頑張っていきたいなと思いつつ、男38歳、渡部建、バリバリの独身という大問題も抱えておりますので、プライベートも充実させてそろそろ結婚もしないとな・・・と。本格的に婚活を考えて、流行りの料理教室での出会いを狙って、先日実際に料理教室に行ってきました。グループを組まされるのですが、6人中5人が男でした(笑)。

心理トリックの勉強が、恋愛心理学に

1011_3_1.jpg
HILLS CAST収録風景

婚活のためというわけではないんですが(笑)、恋愛心理学にも興味があって勉強をしている最中です。
元々心理学に興味があって、本を読みあさっていました。心理トリックと呼ばれるような「セールスマンが物を売るための言葉使い」といった類の本を独学で読んでいて、「恋愛に置き換えられるな」と面白がって番組で発表していたら、恋愛心理学にまつわる他のお仕事をいただくようになったんです。するとまた勉強に対するモチベーションが上がって、趣味がどんどん仕事になっていく。僕はそのパターンが多いですね。

心から楽しめる趣味を仕事にして

1011_4_1.jpg
初の書き下ろし小説「エスケープ!」

自分の趣味や好きなことは、全部仕事にしたいタイプです。魚を食べることが好きなので、漁港にまで通って勉強して、「日本さかな検定」を取りましたし、大好きな高校野球観戦も、地方まで見に行った挙句『報知高校野球』とう雑誌の連載の仕事をマネージャーに取ってきてもらいました。
普段の生活でも、丸一日休みということもなければ一日中仕事が入っていることもないので、空き時間を使って原稿を書いたり、勉強をしたりしています。仕事とプライベートを分けるというよりも、心から楽しむことのできる趣味が仕事になってラッキーという感じですね。

「日本さかな検定」や「夜景観賞士」の資格を持っていたり、『報知高校野球』で高校野球の連載もやっていますが、やはり「アンジャッシュ」はコントが軸なので、ネタづくりをやめたら退化すると思っています。
ここで「僕ら、一生コントにこだわり続けます!」とか言えると格好良いんですけれど、プロ野球選手が野球の練習をするみたいに、僕らはコントグループですからコントをやるのは当たり前。趣味を仕事に繋げるような仕事の仕方をしていても、コントがおろそかになるということはありません。

プロフール

1972年、東京生まれ。お笑いコンビ「アンジャッシュ」のツッコミ担当。1994年に児嶋一哉とアンジャッシュを結成し、2003年1月『爆笑オンエアバトル』第5回チャンピオン大会で優勝。2010年9月に3年間パーソナリティーを務めた「PLATOn」(J-WAVE)が終了。2010年7月27日には初の書き下ろし小説「エスケープ!」(幻冬舎)が発売され小説家デビューを飾ったほか、「恋愛心理内科ワタベクリニック」(MEN'S NON-NO)、「渡部建の感動ごちそうさま!!」(報知高校野球)の連載など幅広い分野で活躍。現在、アンジャッシュのコントDVD「キンネンベスト」が発売中。