森ビル株式会社

夜景も恋愛も高校野球も全てエンターテイメントの素(第3回)

2010年11月19日

今月のゲスト:お笑いコンビ「アンジャッシュ」 渡部 建さん

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お笑いコンビ「アンジャッシュ」のツッコミ担当としてバラエティ番組などで活躍しながら、ラジオナビゲーター、小説家、夜景観賞士、高校野球についての新聞連載、恋愛心理学についての雑誌連載、食べ歩きのブログ…と、その幅広い活動は枚挙にいとまがない渡部建さん。
多忙を極める生活を送りながら、多くのことに興味を持ち探求していくエネルギーは、どこからくるのか。「自分ならではのエンターテイメントを確立したい」という渡部さんの思いにそのヒントが隠されていました。

第3回 「遊びの地産地消」をもっと楽しんでほしい
「江戸前」の楽しみ方はたくさんある

皆さん、都内の良いスポットを見落としがちなのではないでしょうか。「東京=コンクリートジャングル」と言われるように、冷たくて無機質なイメージがあるのかも知れないですけれど、そんなことない。夜景が綺麗なところはたくさんありますし、天然のバーベキュー場やゴルフ場もありますし、自然の遊びも満喫できる都市だということをもう一度見直してみてもいいかもしれないですよ。
テレビ番組で「東京湾で獲れたものでお弁当を作ろう」という企画に挑戦したときには、東京湾でたくさんのお魚や蟹が獲れて驚きました。魚にまつわる言葉で「江戸前」というものがあるように、わざわざ遠くに出掛ける前に、江戸前をもっと楽しむ「遊びの地産地消」をおススメします。

東京出身のお笑いコンビとして

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HILLS CAST収録風景

コンビ揃って東京出身の「アンジャッシュ」は芸風も関東っぽいと言われることが多いんです。でもそれはあまり都市生活に基づいてはいないかもしれない。
僕も相方も八王子出身で、あまり都会的な生活を送ってきたわけではないですから(笑)。子供の頃、都心まで電車で3、40分なのにも関わらず、出身地の八王子ではカブトムシを捕まえたり、公園のツツジの蜜を吸ったり、つくしを刈ってきてお母さんに煮てもらって食べたりしていました。そんな幼少期を過ごしたので、まだ田舎が残っている東京は今でも大好きです。芸人としても、数少ない東京代表として頑張らなきゃなという思いは年々増してきていますよ。

プロフール

1972年、東京生まれ。お笑いコンビ「アンジャッシュ」のツッコミ担当。1994年に児嶋一哉とアンジャッシュを結成し、2003年1月『爆笑オンエアバトル』第5回チャンピオン大会で優勝。2010年9月に3年間パーソナリティーを務めた「PLATOn」(J-WAVE)が終了。2010年7月27日には初の書き下ろし小説「エスケープ!」(幻冬舎)が発売され小説家デビューを飾ったほか、「恋愛心理内科ワタベクリニック」(MEN'S NON-NO)、「渡部建の感動ごちそうさま!!」(報知高校野球)の連載など幅広い分野で活躍。現在、アンジャッシュのコントDVD「キンネンベスト」が発売中。