森ビル株式会社

大好きな自然とほっとする東京(第4回)

2010年01月22日

今月のゲスト:モデル KIKIさん

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「モデル」という肩書きにとらわれず、女優としての活動や、テレビやラジオのナビゲーター、執筆活動など、幅広く活躍しているKIKIさん。最近は、四季を感じることのできる自然のなかでの活動に夢中だと言う。住まいも、生まれ育った東京から少し離れた場所に移し、自然と触れ合う生活を楽しんでいるそうだ。「人に伝えること」が自分の仕事だと話すKIKIさんは、都市と自然を行き来する中で何を吸収し、何を伝えようとしているのか。2010年3月に初めての写真展を控えたKIKIさんに、話を伺った。

第4回 いつも一緒にいた東京タワー

東京で一番好きな場所は、東京タワーが見える場所。
実は私、2年に1回くらい、時には2年もたたないうちに引っ越すことがあったような“引っ越し魔”だったのですが、毎回東京タワーが見える場所を選んでいました。間近にナイスビューで見られるのが一番ベストですが、そうじゃなくても、共用の廊下から見えたりだとか、屋上に上がると見えたりだとか、それでも大丈夫。見える場所に住んでいるときには、ずっと東京タワーのある風景の写真を撮り続けていました。表情がいつも違うんですよ。今は住んでいるところからは見えなくて寂しいので、その写真を飾って眺めています。

自然に近い場所で、吸収していきたい

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秋に訪れた槍ヶ岳

最近は山に登るようになったり、海に行くようになったり、自然に関わることにハマっています。自分が興味を持つものは四季を感じられるものだって気がついて。例えば、アウトドアはもちろん、茶道といったことまで。
自分にとってはすごく大切なことで、四季を感じるには無理なく生活する必要もあるし、普遍的でありながら毎年微妙にある変動に繊細になれば、環境のことにも当たり前に気付くことができるんです。だからそういう意味で、今後はより自然に近い場所で、自分自身が吸収できるようなことに取り組んでいきたいと思っています。

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プロフール

1978年東京都生まれ。武蔵野美術大学建築学科在学中からモデルとして活動を始め、雑誌、テレビCM、またテレビやラジオなどのナビゲーターとしても活躍中。2004年「ヴィタール」(塚本晋也監督)で女優としての活動をスタートし、2009年にはMBS系連続ドラマ「漂流ネットカフェ」で主演を果たした。2009年夏期 日本テレビ系連続ドラマ『華麗なるスパイ』、2009年10月公開映画『パンドラの箱』(冨永昌敬監督)に出演。写真や執筆などの文筆業でも才能を発揮し、雑誌の連載も多数。著書に『LOVE ARCHITECTURE』(TOTO出版)がある。