森ビル株式会社

『アウェークニング』を通して世界に発信したいこと(第4回)

2010年01月22日

今月のゲスト:ダンサー ユーコ・スミダ・ジャクソンさん

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アウェークニング考案者のユーコ・スミダ・ジャクソンさん。ダンサーとして、世界を舞台に活躍し、これまでに太極拳やヨガ、カポエイラなど身体への鍛錬を重ねてきた。その経験から生まれた、心と体を目覚めさせるためのエクササイズ『アウェークニング』。自分の理想を実現させるために挑戦を続けてきたユーコ・スミダ・ジャクソンさんが、『アウェークニング』を通して世界に発信したいこととは。

第4回 様々なエクササイズやダンスが組み合わさって

“アウェークニング”というトレーニングは、音楽と一緒にビートの中で体を動かしていく「ビートコア」から始まります。アップテンポなビートの中で自分のバランス感覚や、柔軟性やスタミナを強化していくことが目的。
そしてプログラムの中盤では、自分の呼吸に合わせて体を動かす「フローコア」。最初の「ビートコア」で体を温めて、次に「フローコア」でゆっくり体を動かすことで、柔軟性をさらに高めて、体軸を感じやすくするんです。
そして最後に「バイタルリラクゼーション」。それまでのパートでは、意識や力を体の中に向けていたのですが、それを一切取り除きます。眠ってしまう方がいるくらい、リラックスするパート。最後に新たなエネルギーを蓄えて終了という流れになっています。

必要なものを感覚的に選んで摂取してきた

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“アウェークニング”に辿りつくまでに、様々なエクササイズやダンスにチャレンジしてきましたが、意識的に、理想とするダンサーになるために様々なものを摂取しようという姿勢がありました。ダンスという表現手段でいろんなメッセージを伝えていけたらと。
そのためには肉体的にも精神的にも感覚的にも、トレーニングは最小限必要なことだと思っていました。そしてその過程で、ダンスだけをやっていても表現力に広がりがないということを感じたり、ケガをしないように肉体を使うにはどうしたらいいかということを考えて行動しているうちに、結果的に様々なものを摂取していた、ということになります。
結局私は、「体を動かす」ということにすごく興味があるので、「これ、やってみたいな」と思うものには、自然にフットワークも軽くなるし、これからもトライしていきたいと思っているんです。

プロフール

1966年8月5日熊本生まれ、単身L.A.に渡り、マイケル・ジャクソンやベビーフェイスのワールドツアーに参加。世界を舞台に成功を収めた日本人ダンサー。
プリンス、ポーラ・アブドゥル、シーラ・Eほか数々のアーティストのビデオクリップやTVショーにダンサーとして出演。PV、CM、TV番組など多数出演し、NY大学で特別ダンス講師を務める。04年帰国後、IBM、キャセイ航空、グンゼ、ほっかほっか亭などのCFで振付、モデルとしても活躍する。
また、07年に「Newsweek」誌にて世界で尊敬される日本人100人に選出される。
現在、劇団四季、ワークショップ、自身のスタジオでダンス及びヨガなどを取り入れたアウェークニング講師を行っている他、アパレルブランド「aryles」の展開も手がける。
著書としては『ヨガをこえた「アウェークニング」なら無敵のボディが手に入る!』『ヨガをこえた「アウェークニング」なら憧れのボディが手に入る!』(リットーミュージック)『アウェークニング』(角川SS)などがある。