森ビル株式会社

『アウェークニング』を通して世界に発信したいこと(第3回)

2010年01月15日

今月のゲスト:ダンサー ユーコ・スミダ・ジャクソンさん

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アウェークニング考案者のユーコ・スミダ・ジャクソンさん。ダンサーとして、世界を舞台に活躍し、これまでに太極拳やヨガ、カポエイラなど身体への鍛錬を重ねてきた。その経験から生まれた、心と体を目覚めさせるためのエクササイズ『アウェークニング』。自分の理想を実現させるために挑戦を続けてきたユーコ・スミダ・ジャクソンさんが、『アウェークニング』を通して世界に発信したいこととは。

第3回 マイケル・ジャクソンから受け継ぐもの

私もワールドツアーに参加させていただいていたマイケル・ジャクソンが去年亡くなって、どうして自分がマイケルと一緒に仕事ができていたのか、そして今の自分は何ができるかということについて考えていました。
そして、マイケルと一緒にやれたミュージックとダンスをファンの方や興味のある方に広げていきたい、教えていきたいという気持ちが強くなったんです。もちろんマイケル自身は皆の心に強く残っていくと思いますが、それにプラス、映像を見ながらでもダンスステップが一緒にできたら、皆のなかでますます思いが膨らんでいくんじゃないかなと思って。 「ダンス・ウィズ・マイケル」というワークショップを開催して、できる限りこれからも続けていこうと思っています。マイケル・ジャクソンはアーティストとしてはもちろん、人間としても、やっぱりすばらしい方でしたよ。

求める気持ちと、実現させるための行動

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HILLS CAST収録風景

とても光栄なことですが、マイケル・ジャクソンを始め超一流の方たちとお仕事をする機会には恵まれていました。私がその方たちから学んだのは、自分が持っている理想とする視覚的、感覚的なビジョンを、妥協することなく求めていくこと。
「そこを作りあげるんだ」と目指すエネルギーに溢れた人たちですから、その中で仕事を一緒にやっていこうとすると、それを見たり感じたりして、必然的に自分を高めていかないとついていけない。だから、そういった一流の方たちとお仕事をしたことによって、求めるところはちゃんと求めて、実際に行動が伴っていかないと意味がないんだということを学ぶことができました。

プロフール

1966年8月5日熊本生まれ、単身L.A.に渡り、マイケル・ジャクソンやベビーフェイスのワールドツアーに参加。世界を舞台に成功を収めた日本人ダンサー。
プリンス、ポーラ・アブドゥル、シーラ・Eほか数々のアーティストのビデオクリップやTVショーにダンサーとして出演。PV、CM、TV番組など多数出演し、NY大学で特別ダンス講師を務める。04年帰国後、IBM、キャセイ航空、グンゼ、ほっかほっか亭などのCFで振付、モデルとしても活躍する。
また、07年に「Newsweek」誌にて世界で尊敬される日本人100人に選出される。
現在、劇団四季、ワークショップ、自身のスタジオでダンス及びヨガなどを取り入れたアウェークニング講師を行っている他、アパレルブランド「aryles」の展開も手がける。
著書としては『ヨガをこえた「アウェークニング」なら無敵のボディが手に入る!』『ヨガをこえた「アウェークニング」なら憧れのボディが手に入る!』(リットーミュージック)『アウェークニング』(角川SS)などがある。