HILLS CAST
“東京をおもしろくするアイデア”を持ったゲストをお迎えしてお届けする「HILLS CAST」は、J-WAVEのラジオ番組「森ビル presents 東京コンシェルジュ」内で放送していた森ビルのラジオCMです。
※掲載内容は、取材・放送時点のものです。
東京で作られたトートバックで世界の子供たちを救う
2009年04月03日
今月のゲスト:アートディレクター 秋山具義さん

パルコや、篠山紀信「Accidents TOKYO」など、今の東京と密接に関係する仕事を数多く手がける、アートディレクターの秋山具義さんは、表参道ヒルズで4月12日まで開催される「トートアズキャンバスチャリティイベント」に参加する。東京を、白いトートバックを、キャンバスに見立てて描くこととは。
「トートアズキャンバスチャリティイベント」に参加して
アートディレクターの秋山具義です。今回、「トートアズキャンバスチャリティイベント」に参加させていただきました。参加されている方のバラエティというか…俳優の方もいれば、格闘家の方もいる、その幅の広さ。それがすごく楽しいなと思いました。
「トートアズキャンバスチャリティイベント」では、僕たちは紛争地域の子供たちの教育のために、世界で一点物のトートバックをデザインしたんです。オークションで販売するイベントなんですけれど、4月12日までは表参道ヒルズで展示もされています。
コミュニケーションツールになるトートバック

僕は白いトートバックがキャンバスのような感じだと思ったので、そこにレジ袋のシルエットをピンクでデザインしました。その中に「レジ袋要りません」という文字を、ひらがなで入れて。そういう、コミュニケーションツールになっているトートバックを創りました。型をとってスプレーで作ったものなので、ピンクのものを1つ作って「ほかの色もちょっと創ってみたいな」と思い、青も創ってみたという感じですね。
自分ができる可能性があることは、常にやっていきたい

広告やコマーシャルなどいろいろつくっている仕事が、自分の中の中心の仕事ではあるのですけれど、今、お店もやっていて、それはオリジナルのトートバックを創って売っていたり、オリジナルのノートを創って売っていたりもします。
そもそも僕は「何かだけやりたい」とかではなくて、自分ができる可能性があることは、常にやっていきたいなと思っているタイプです。
今、海外で、いろいろお店などでいろいろなものを見ても、必ず東京に売っていますよね。
東京は、すべてが集約している都市だと思っています。僕はもともと秋葉原で生まれて、秋葉原で育ったので東京にしか住んだことがありません。やっぱり、そこで作品を創りやすくないかというと、そんなことはなくて、全然創りやすい。逆に言うと東京でしか、ものを創ったことがないので、すごく好きな街だし、本当に何でもあるので、刺激もいろいろと受けられます。だから、そんなに海外とかに行かなくても、東京だけでも、かなりクリエーティブなことができるんじゃないかなと思っています。
関連リンク
プロフール
1966年東京秋葉原生まれ。 1990年日本大学芸術学部卒。 同年I&S入社。1999年デイリーフレッシュ設立。
2007年デイリー・フレッシュ・ストアオープン。主な仕事に、PARCO「ふたりPARCO」キャンペーン、SHARP「エコロジークラスでいきましょう。」キャンペーン、KIRIN「麒麟 ZERO」キャンペーン、欽ちゃん球団「茨城ゴールデンゴールズ」ロゴ、キャラクターデザイン、立命館大学コミュニケーションマークデザイン、2009年度版「嵐」カレンダーデザインなど。