HILLS CAST
“東京をおもしろくするアイデア”を持ったゲストをお迎えしてお届けする「HILLS CAST」は、J-WAVEのラジオ番組「森ビル presents 東京コンシェルジュ」内で放送していた森ビルのラジオCMです。
※掲載内容は、取材・放送時点のものです。
TOPSHOPが原宿から発信すること
2009年01月06日
今月のゲスト:T's株式会社 代表取締役社長 高橋秀樹さん

2008年10月に正式オープンしたTOPSHOP / TOPMAN。2006年の試験オープン以来、TOPSHOPがラフォーレ原宿という場所から何を発信するのか、動向が注目されている。日本でその指揮を執る高橋秀樹さんが、原宿だからできることがある、と語る理由とは。そして高橋さんが考える、次の計画はどのようなものなのか。
『TOPSHOP / TOPMAN』によって原宿に新しいインパクトを与える
T's株式会社代表取締役社長の高橋秀樹です。
『TOPSHOP / TOPMAN』をラフォーレ原宿につくった理由には「原宿らしい新しいインパクトを、我々が仕掛けていかなければいけない」と思ったからです。その時にTOPSHOPのクリエイティブな姿勢に一番惹かれました。
例えばロンドンコレクションをサポートしていたり、若いデザイナーを囲うのではなくて、デザイン契約をして彼らのデザインワークもサポートして、彼らのデビュー戦もサポートをして、結果的に彼らのデザインの中から、コラボレーションしてTOPSHOPあるいはTOPMANの中に商品を落としこんでいく。このようにクリエイティブな部分を、見事にビジネスとして成立させ、ワールドワイドで展開をしている非常に優秀な会社だと思っています。
ファッションビジネスでは、「感性をいかにビジネス化するか」ということに、みんなチャレンジしています。それをものの見事に具現化しているのが、TOPSHOPでした。
ラフォーレ原宿がTOPSHOPを手がけた意味

英国アルカディア社とT's株式会社との契約の中に、「日本の若いデザイナーをT'sがピックアップして、TOPSHOPとのコラボレーションをしてもいい」という一項を、入れていただいたので、もしかしたら何シーズン後ぐらいには、ラフォーレ原宿のTOPSHOPの店頭に、日本人がデザインした『TOPSHOP / TOPMAN』のコラボレーション商品が並んでいるかもしれません。そうなれば、もちろん我々が日本でこれから出店していく全TOPSHOP / TOPMANで取り扱っていくつもりです。
そして、日本の『TOPSHOP / TOPMAN』でデビューしたデザイナーが、やはりその本家本元のイギリスのTOPSHOPで並べられるところまで頑張ろうと思っています。
そうしたことで初めて、「ああ、ラフォーレ原宿がTOPSHOPを手がけた意味がわかるな」と思えるような気がします。
きっと、ラフォーレ原宿だから『TOPSHOP / TOPMAN』1号店が出店できたんだろうなと思っているのですけれどね。
ラフォーレ原宿は、これからもファッションの一番の激戦区になるでしょう。
プロフール
T's株式会社 代表取締役社長。英国アルカディア社より日本でのTOPSHOP / TOPMANの販売独占権を取得し、2006年ラフォーレ原宿に日本第一号店オープン。2008年10月に店舗を拡大、正式オープンした。
TOPSHOP / TOPMANはイギリス国内でレディス300店舗、メンズ184店舗、世界ではそれぞれ130店舗、58店舗展開する、世界的SPAブランドである。