森ビル株式会社

ストリートで育ったアーティストたちのサクセスストーリー

2008年08月01日

今月のゲスト:ファントム・フィルム プロデューサー 小西啓介さん

konishi0807_img.jpg

マイク・ミルズ、ハーモニー・コリン…絶大な人気を誇るニューヨークのストリートアーティストたちのドキュメンタリー映画「ビューティフル・ルーザーズ」。
その公開を記念して、ラフォーレ原宿で展覧会が開催される。アートの真髄、カルチャーの真髄の一端を。

若手アーティストによるムーブメント

konishi0807_1.jpg
「ビューティフル・ルーザーズ展」ビジュアル

ファントム・フィルムの小西啓介です。
「ビューティフル・ルーザーズ展」を映画の公開と同じく8月2日(土)からラフォーレミュージアム原宿で開催します。
「ビューティフル・ルーザーズ」というのは1990年代にニューヨークのイーストヴィレッジのギャラリー「アレッジド・ギャラリー」に集まった若手アーティスト 12人のムーブメントと彼ら自身を指した総称です。映画監督もやっているマイク・ミルズや、ハーモニー・コリンなどといった人たちが、みんなで集まり一緒にものづくりをしていました。そのこと自体が、今考えると奇跡的なことだと思います。
映画「ビューティフル・ルーザーズ」の監督アーロン・ローズは「ビューティフル・ルーザーズ」が集うきっかけになった「アレッジド・ギャラリー」を主催していて、かつキュレーターをやっていた人です。
この展覧会は、アメリカとミラノとを巡回していた「ビューティフル・ルーザーズ展」をそのまま持ってくるわけではなく、映画の「ビューティフル・ルーザーズ」の監督アーロン・ローズに来日、実際にキュレーションをしてもらって日本オリジナルの「ビューティフル・ルーザーズ展」をつくり上げました。展覧会と映画を両方見てもらえれば、彼らのメッセージが一番よく伝わるのではないかと、同じタイミングで展覧会も開こうということになりました。

若い方たちに見て欲しい

konishi0807_2.jpg
ラフォーレ原宿

アートに興味のない方や若い方たちにも見て欲しいです。映画「ビューティフル・ルーザーズ」は彼らそれぞれをドキュメントで追っていくのですが、彼らの言葉のひとつひとつが、アートだけではなく生き方を表現しています。「アートはお金がかかるもの」という概念を、もう少し「身近なもの」と感じてもらいたいと監督のアーロン・ローズは多分思っているのだといます。そういう意味でも「ビューティフル・ルーザーズ展」を無料でたくさんの人に見に来てもらいたいなと思っています。

【開催概要】
期間:2008年8月2日(土)〜16日(土) 11:00〜20:00
場所:ラフォーレミュージアム原宿
入場:無料