森ビル株式会社

本当の音の楽しみ方教えます

2008年07月04日

今月のゲスト:サウンドプロデューサー 藤原和通さん

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「ウゴウゴルーガ」の「おとのはくぶつかん」を担当していたことでも知られるサウンドプロデューサー藤原和通さんが、表参道ヒルズで100種類以上の音を販売する“コンビ二感覚”な音の専門店をオープン。音を買う、という新しい行為の真意とは?

コンビニ感覚で「音」が買える

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表参道ヒルズ『オトキノコ』内観

こんにちは、『オトキノコ』店長の藤原です。
表参道ヒルズで7月31日まで期間限定のショップをオープンします。「あれっ、音が欲しいな」とか「音が食べたいな」と思ってお店に入れば、すぐ音が買えて、おやつみたいに食べられるようなコンビニ感覚のお店です。音のお店とか、音を売るというような感覚の、今までどこにもなかったものではないかなと思います。
以前からやってみたかった新しい試みとして、その場で携帯に入れられる音の販売をやってみようかなと思います。50個の音をその場で買え、いろいろな動物のオナラだとかゲップだとか、街の様々なリアルな音を販売します。
今や携帯で随分リアルな感じを味わえるし、携帯の中に入れると、音楽プレイヤーのようなものと違って、それだけで音がおもしろいというものもたくさんあるんですよ。

触覚で音を楽しめる「ダヨン」

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ポータブル・ハンドフォン・プレーヤー「ダヨン」

新しく登場した音のコミュニケーター「ダヨン」は、触ったりする触覚に近いもので、それでいて音として楽しめるものです。
音というのはもともと原始的なもの。それが今は、いろいろなメディアにつなげられて、さまざまな形に変身する。それがすごくおもしろい。だから音というのは、どこにも属さないようなところがあるんだけれど、どこにでも属せる、どこにでもくっつくことができるもの。いろいろなメディアに寄生して、気がついたら共生していたりして、とても面白いですよね。
皆さん、表参道ヒルズの地下3階です。『オトキノコ』にぜひ遊びに来てください。

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