森ビル株式会社

英国の刺激と面白さを凝縮しました

2008年04月18日

今月のゲスト:森美術館 アシスタント・キュレーター 近藤健一

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毎回、様々な知的変化球で観る人を楽しませる森美術館の企画展。今回のテーマはイギリスの最近25年。英国の国民的行事でもある「ターナー賞」の受賞作を一気に公開。イギリスのユーモア、インテリジェンス、ポップさをまとめてどうぞ。

イギリス現代美術の歩み

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デミアン・ハースト《母と子、分断されて》1993年
アストルップ・ファーンリ近代美術館 蔵

こんにちは、森美術館学芸部、近藤と申します。
森美術館で、4月25日から7月13日まで開催されます「英国美術の現在史:ターナー賞の歩み展」についてご紹介します。
ターナー賞はロンドンで毎年開催されている現代美術の賞で、国民的イベントとして非常に人気の高いものになっています。今回は80年代のセクション、90年代、それから2000年以降という形で、イギリス現代美術の歩みを追いながら、ターナー賞の変遷も追えるといった、展示になっています。
マドンナやアニエスb.といった著名人が賞の授与を行う授賞式の様子や、アーティスト自身が自分の作品について語るビデオも、展示の一番最後にご紹介する予定です。
この展覧会は、イギリス美術の中で見られる、彫刻、絵画、ビデオ、インスタレーションという、非常にバラエティに富んだ作品をご紹介しています。ちょっと現代美術が苦手かな、と思っている方でも楽しんでいただけるような構成になっておりますので、ぜひ足をお運びください。

【英国美術の現在史:ターナー賞の歩み展】
■ 2008年4月25日(金)〜7月13日(日)
  10:00〜22:00(火曜日 17:00まで)
  ※4/29(火)、5/6(火)は22:00まで
  ※入館は閉館時間の30分前まで
  ※会期中無休
■ 森美術館(六本木ヒルズ森タワー 53F)
■ お問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)

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