HILLS CAST
“東京をおもしろくするアイデア”を持ったゲストをお迎えしてお届けする「HILLS CAST」は、J-WAVEのラジオ番組「森ビル presents 東京コンシェルジュ」内で放送していた森ビルのラジオCMです。
※掲載内容は、取材・放送時点のものです。
洋服を超えて、どこへ行こう(第2回)
2007年12月14日
今月のゲスト: ミントデザインズさん

服のデザインをファッションとしてだけではなく、プロダクトデザインとしてとらえる。勝井北斗さんと八木奈央さんによるデザイナー・ユニット「ミントデザインズ」。二人が語る、洋服の先にあるもの。新しい発想とチャレンジ。
そして表参道。
第2回 「S and O」のクリスマス

マグカップとコースター
12月からミントデザインズと表参道ヒルズの中にある「S and O」で、ミントデザインズ・オリジナルのチョコレートとコースター、マグカップが展示販売されます。
表参道ヒルズの「S and O」にお菓子がたくさん置いてあるのを見ていたのですが、自分たちもお菓子、つくりたいなぁって話していたときに、ちょうどお声がかかりました。それで、じゃあ何のお菓子をつくろうかというときになって、ミントデザインズを知っている人だったら、パッと見たら「あっ、ミントの柄だ」ってわかるような象徴的な柄があるのですけれど、それを立体化したお菓子をつくってみたいなと思って、今回はチョコレートをつくりました。いろいろな色のチョコレートができれば将来的には楽しいなと思っています。
いままでお菓子はつくったことがなかったですね。もともと、玩具とかお菓子とか、もう少し生活寄りのものというのもデザインしてみたいなとは思っていたので、お菓子は色もきれいだし、楽しいし、年齢関係なく楽しめる、触れることができるものなので、やってみたいなと。普段、私たちがつくっている洋服というのは、ほとんどレディースなので、また年齢層もある程度は限られてしまったり、価格帯もある程度限られたりしているのですが、「S and O」にいらっしゃるお客様でも、ミントデザインズのものを買える感じの、楽しんでいただけるようなアイテムだったらいいなと思っています。
もともと「S and O」さんの取り組みが面白いなと思っていて、いろいろなところから来た人に対してのお土産的な、でも、普通の地場産業的なお土産というよりは、日本の、あるいは東京のクリエーターがつくった何かをお土産で持って帰ってくださいという考え方っていいなと思っていたので、すごくうれしかったです。「あらっ、何か新しいタイプのお土産だな」と思いました。
お菓子のほかに、食べ物周辺として、マグカップとコースターをつくりました。そのコースターが、いわゆる普通にプリントした、全部同じ柄という感じではないものです。今までミントデザインズでは、テキスタイルを結構凝ってつくっているので、何十種類と生地があるんですが、その中から私たちが無作為に適当に選んで、すべて柄違いみたいな感じにしてつくりました。
関連リンク
プロフール
勝井北斗:
1973年、東京に生まれる。パーソンズスクールオブデザインニューヨークで学んだ後、セントラルセントマーチンズカレッジオブアート&デザイン(ロンドン)卒業。帰国後、八木奈央と共にミントデザインズを立ち上げ、現在に至る。
八木奈央:
1973年、大坂に生まれる。同志社大学にて美術芸術学を専攻し、卒業。ロンドンに渡り、セントラルセントマーチンズを主席で卒業。帰国後、ミントデザインズで活動、現在に至る。