麻布台ヒルズ:開発経緯
開発経緯
「麻布台ヒルズ」の計画地は、東西に細長く、高台と谷地が入り組んだ高低差の大きい地形です。敷地は細分化され、小規模な木造住宅やビルが密集し、建物の老朽化も進むなど、都市インフラからの整備が必要な状況でした。そこで、都市再開発法に基づく第一種市街地再開発事業によって、これらの課題を解決するとともに、道路や公園などのインフラを整備し、防犯防災面においても都市機能の更新を実現します。
平成元年(1989年)に「街づくり協議会」を設立し、以降、30年という長い年月をかけて、立場や事情の異なる約300人の権利者の方々と粘り強く議論を重ね、計画を進めてきました。平成29年(2017年)には国家戦略特区法に基づき都市計画決定され、平成30年(2018年)3月の再開発組合設立認可を経て、令和元年となった2019年8月5日に着工を迎え、令和5年(2023年)11月24日に開業しました。
開発経緯年表
- 1989年3月:「我善坊地区街づくり協議会」設立
- 1989年5月:「八幡町地区街づくり協議会」設立
- 1989年12月:「仙石山地区街づくり協議会」設立
- 1993年2月:「虎ノ門・麻布台地区市街地再開発準備組合」設立
- 2014年7月:「虎ノ門・麻布台地区市街地再開発準備組合」区域拡大
- 2014年10月:東京圏国家戦略特別区域会議(第1回)
- 2016年12月:都市計画提案
- 2017年9月:国家戦略特別区域法に基づく区域計画が認定、都市計画決定
- 2018年3月:「虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合」設立認可
- 2019年2月:権利変換計画認可
- 2019年8月:着工
- 2023年7月:森JPタワー・ガーデンプラザ竣工
- 2023年9月:麻布台ヒルズレジデンス A竣工
- 2023年11月:開業