麻布台ヒルズに拡張生態系緑地「Green Pool」が誕生
先進的な都市緑化の実装により、自然生態系を超える豊かな生物多様性を実現
森ビル株式会社(東京都港区、代表取締役社長 辻慎吾)は、麻布台ヒルズの緑地空間において、拡張生態系緑地「Green Pool」の運用を開始しました。先進的な都市緑化の実装により、自然生態系を超える豊かな生物多様性を実現するとともに、植付や収穫等の体験型プログラムを通じて、麻布台ヒルズのコンセプトである「Green & Wellness」を具現化する取り組みを加速します。
拡張生態系緑地とは
「拡張生態系※1」とは、科学的知見に立脚し、目的に応じて生態系をデザインすることで、自然本来の生態系機能が自然状態以上に高められた状態を指します。この原理を適用した拡張生態系緑地は、AIやビッグデータに基づき、植物同士の相互作用をシミュレーションして最適な植物種や配置を決定。多種多様な植物の混生・密生により相互作用を促し、個々の植物の潜在能力を引き出すことで、無耕起・無施肥・無農薬の栽培を実現するとともに、自然生態系を超える豊かな生物多様性を実現します。
生態系機能が高度化した緑地は、空気清浄、ヒートアイランド現象の緩和、優れた保水力による水害対策などに貢献するとともに、ネイチャーポジティブに貢献する新しい都市緑化の形として注目されています。
先進的な都市緑化の実装と体験型プログラムにより「Green&Wellness」を具現化
森ビルは、2019年から2025年にかけて、六本木ヒルズのけやき坂コンプレックスの屋上庭園にて、株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所とともに「Synecoculture(協生農法)※2」の実証実験を実施。実験の中で育成した植物の一部を移植することで、このたび麻布台ヒルズに「Green Pool」を誕生させました。
約60m²の敷地には、生物種ビッグデータと周辺の観測データ分析を元に選定した野菜や果樹、ハーブ、在来野草など、約80種の植物を配置。微生物が活性化した土壌と多様な動植物が息づく環境を構築することで、周辺緑地とのエコロジカルネットワークをさらに強化するとともに、都心部における生物多様性の向上を加速させます。
また、子供から大人まで参加可能なガイドツアーや、植付・収穫ワークショップ等の体験プログラムを提供することで、麻布台ヒルズのコンセプトである「Green & Wellness」を具現化する取り組みをさらに加速します。
なお、本緑地の運用にあたっては、株式会社SynecOの協力のもと、拡張生態系の理論に基づいた実装および維持管理を行います。

麻布台ヒルズ「Green Pool」

拡張生態系(イメージ)
1 株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所の舩橋真俊研究員(株式会社SynecO代表取締役社長)が科学的に定式化
2 多種多様な植物を混生・密生させることで生態系の自己組織化能力を最大限に引き出し、無耕起・無施肥・無農薬で植物を栽培する農法。
当社は、引き続き、「都市を創り、都市を育む」の理念のもと、“都市と自然の共生”を追求し、未来へとつながる持続可能な社会の実現に貢献してまいります。


