上海環球金融中心

Shanghai World Financial Center

強力な磁力によってアジアから世界を動かす「立体的複合都市」。
中国のなかでも発展著しい上海・浦東地区に位置する「上海環球金融中心」。地上101階、高さ492m。森ビルが国境を越えて都市づくりのノウハウを注ぎ込んだプロジェクトです。グローバル企業のニーズに応える高機能なオフィスを中心に、多様な商業施設、情報発信拠点、最高級ホテルなどを集積。上海のみならずアジアを代表するランドマークとしての地位を確立しました。世界の未来に影響を与える「グローバルマグネット」として、その磁力をさらに増しています。

コンセプトConcept

建設地は、森ビルが長年にわたり国際都市づくりに取り組んできた上海・浦東新区の中でも、アジアの国際金融センターとして飛躍的な発展を遂げる陸家嘴金融貿易中心区に位置します。約30,000m²の街区であり、幅100mの基幹道路・世紀大道に面し、100,000m²の中央緑地公園を一望する、まさに「グローバル都市の中心」と呼ぶにふさわしい立地です。
同地区では超高層ビル群が形成され、主要銀行、証券取引所、商品取引所、商社などが集積し、国際金融・国際ビジネスの最前線として日々整備が進んでいます。周辺ではホテルや高級住宅、アメニティ施設の開発も活発で、都市としての成熟が加速しています。森ビルはこの地において、国際都市・上海の進化を民間ディベロッパーの立場から支え続けています。
また浦東地区では、国際ハブ空港である浦東国際空港や、空港と都心部を直結するリニアモーターカーなど、交通インフラが急速に整備され、浦西地区とのアクセス性も飛躍的に向上しました。

上海環球金融中心(SWFC)は、グローバル企業が求める高機能オフィスを核に、最頂部474mのイベント空間、上質なサービスを提供する「パーク ハイアット 上海」、商業施設など多彩な機能を縦方向に重層化しながら集積。建物を高層化することで、都市に必要な機能を効率的に収容しつつ、地上には広大なオープンスペースを創出しています。
これは、森ビルの都市づくりが掲げる「Vertical Garden City ―立体緑園都市」に基づくものです。
2008年の開業以来、SWFCは「グローバルマグネット」というコンセプトのもと、世界中から人・企業・文化を惹きつけ、新たな交流と価値創造を生む磁力として機能してきました。従来型の国際金融センターの枠を超え、ビジネス、文化、観光が融合する上海のランドマークとして、エリアの発展を力強く牽引しています。
森ビルは、これからも国際都市・上海における価値創造に寄与し、世界都市の未来をともに拓く都市づくりを進めてまいります。

開発経緯History

1990年に上海・浦東地区の改革開放が宣言された後は、従来からの上海の市街地であった浦西(ほせい)地区の対岸にあたる浦東地区において、全く新しい都市づくりが始められました。森ビルでは1993年に初めて上海における事業展開の検討を開始し、その浦東地区の開発計画に注目。この地に新しい金融センターにふさわしいオフィスビルを建設することを計画しました。
当時専務だった故森稔が、初めて中国を訪れたのは1992年。上海は北京よりも活気にあふれていて、街全体が沸きかえっていました。
まず1995年に上海での初めてのプロジェクトとなる上海森茂国際大厦(現恒生銀行大厦)の建設を開始し、1998年に竣工しました。テナントとしては日本の金融機関・商社を中心に、欧米系金融機関も多数入居しました。特に上海の外資系金融機関としてトップの地位にあるHSBC(香港上海銀行グループ)がここに中国本部を構えたことで、日本企業だけでなく欧米企業にも広くその名が知られることとなりました。
一方、上海環球金融中心については当初1997年に着工しましたが、その頃発生したアジア経済危機を背景に、地下の杭工事を完了したところで一旦工事を中断。その後国際的な金融機関の求める最新のスペックに対応すべく設計の見直しを行ない2003年に工事を再開。これまでの開発、運営ノウハウを生かし、上海環球金融中心が誕生いたしました。

特集「上海環球金融中心プロジェクトの経緯」

開発経緯年表

1994年

土地使用権譲渡契約締結

1995年

中国法人上海環球金融中心有限公司設立

1996年

方案設計「上海環球金融中心設計方案批複」受領

1997年

拡大初歩設計「上海環球金融中心拡大初歩設計批複」受領

1997年

鋼管打設工事開始

1998年

鋼管杭(2,000本)および構真柱(199本)打設完了

2003年

再起工式

2008年

竣工

施設概要Facility Overview

オフィス

7階~77階のオフィス空間は、基準階面積約3,300m²、天井高2.8m、高度なセキュリティ、きめ細かな空調システム、安定した電源供給など国際金融センターにふさわしい設備を用意。レストラン、カフェを中心としたオフィスサポート施設も充実しています。就業人口は約1万人、世界的なグローバル企業をメインターゲット想定した、国際金融センターに相応しい最新鋭オフィスです。

商業施設

地下2階から3階は、バラエティ豊かなショップ&レストランがラインアップ。豊富なメニューを揃え、早朝からバータイムまであらゆるシーンに対応するライブ感溢れるフードコートや、クイックに食事を楽しめるカフェ、世界各国のビジネスパーソンを満足させるワールドワイドなレストラン、ハイセンスで高品質なファッションアイテムが揃っています。毎日食べるものだからこそ、素材にこだわった安心のメニューを提供します。

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イベントスペース・会議室

スカイアリーナ

見わたす限り雲の上、広さ750m²、高さ8mの「スカイアリーナ94」からは、美しい黄浦江のパノラマを背景にした展示会やファッショナブルなイベントなど未体験の臨場感と感動が待っています。

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円形広場

多くの人で賑わう上海環球金融中心ショップ&レストランの中心に位置する円形広場は、様々なプロモーションイベントに対応可能な、魅力的な空間と設備を備えています。

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ホテル・リゾート・ウェルネス

パーク ハイアット 上海

客室はあえて173室に限定し、高層階に位置する全客室からは、黄浦江と浦東の素晴らしい景色をお楽しみいただけます。客室の天井高は3.1m、スタンダードルームの広さは55~60m²と上海一の広さを誇り、お客様お一人お一人に世界最高水準の施設と決め細やかなパーソナルサービスをご提供します。
最上階のレストランやスパ・フィットネス、ミーティングルームなどの付帯施設も充実し、世界のトップエグゼクティブが利用するに相応しいホテルです。

公式サイト

データシートData Sheet

事業名称

上海環球金融中心プロジェクト

所在地

中国上海市浦東新区世紀大道100号

開発区域面積

約3ha

敷地面積

30,000m²

建築面積

14,663m²

延床面積

381,600m²

用途

事務所、ホテル、店舗 他

階数

地上101階・地下3階

高さ

492m

着工

1997年

竣工

2008年8月

構造

SRC造、S造

設計

設計・監修:森ビル(株)一級建築士事務所
建築設計:コーン・ペダーセン・フォックス・アソシエイツ(KPF)、(株)入江三宅設計事務所
構造設計:レスリー・イー・ロバートソン・アソシエイツR.L.L.P(LERA)
顧問設計:上海現代建築設計(集団)有限公司、華東建築設計研究院有限公司

施工

中国建築工程総公司、上海建工(集団)総公司連合体

施行

上海環球金融中心有限公司

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