上海環球金融中心
Shanghai World Financial Center
コンセプトConcept
建設地は、森ビルが長年にわたり国際都市づくりに取り組んできた上海・浦東新区の中でも、アジアの国際金融センターとして飛躍的な発展を遂げる陸家嘴金融貿易中心区に位置します。約30,000m²の街区であり、幅100mの基幹道路・世紀大道に面し、100,000m²の中央緑地公園を一望する、まさに「グローバル都市の中心」と呼ぶにふさわしい立地です。
同地区では超高層ビル群が形成され、主要銀行、証券取引所、商品取引所、商社などが集積し、国際金融・国際ビジネスの最前線として日々整備が進んでいます。周辺ではホテルや高級住宅、アメニティ施設の開発も活発で、都市としての成熟が加速しています。森ビルはこの地において、国際都市・上海の進化を民間ディベロッパーの立場から支え続けています。
また浦東地区では、国際ハブ空港である浦東国際空港や、空港と都心部を直結するリニアモーターカーなど、交通インフラが急速に整備され、浦西地区とのアクセス性も飛躍的に向上しました。
上海環球金融中心(SWFC)は、グローバル企業が求める高機能オフィスを核に、最頂部474mのイベント空間、上質なサービスを提供する「パーク ハイアット 上海」、商業施設など多彩な機能を縦方向に重層化しながら集積。建物を高層化することで、都市に必要な機能を効率的に収容しつつ、地上には広大なオープンスペースを創出しています。
これは、森ビルの都市づくりが掲げる「Vertical Garden City ―立体緑園都市」に基づくものです。
2008年の開業以来、SWFCは「グローバルマグネット」というコンセプトのもと、世界中から人・企業・文化を惹きつけ、新たな交流と価値創造を生む磁力として機能してきました。従来型の国際金融センターの枠を超え、ビジネス、文化、観光が融合する上海のランドマークとして、エリアの発展を力強く牽引しています。
森ビルは、これからも国際都市・上海における価値創造に寄与し、世界都市の未来をともに拓く都市づくりを進めてまいります。
開発経緯History
1990年に上海・浦東地区の改革開放が宣言された後は、従来からの上海の市街地であった浦西(ほせい)地区の対岸にあたる浦東地区において、全く新しい都市づくりが始められました。森ビルでは1993年に初めて上海における事業展開の検討を開始し、その浦東地区の開発計画に注目。この地に新しい金融センターにふさわしいオフィスビルを建設することを計画しました。
当時専務だった故森稔が、初めて中国を訪れたのは1992年。上海は北京よりも活気にあふれていて、街全体が沸きかえっていました。
まず1995年に上海での初めてのプロジェクトとなる上海森茂国際大厦(現恒生銀行大厦)の建設を開始し、1998年に竣工しました。テナントとしては日本の金融機関・商社を中心に、欧米系金融機関も多数入居しました。特に上海の外資系金融機関としてトップの地位にあるHSBC(香港上海銀行グループ)がここに中国本部を構えたことで、日本企業だけでなく欧米企業にも広くその名が知られることとなりました。
一方、上海環球金融中心については当初1997年に着工しましたが、その頃発生したアジア経済危機を背景に、地下の杭工事を完了したところで一旦工事を中断。その後国際的な金融機関の求める最新のスペックに対応すべく設計の見直しを行ない2003年に工事を再開。これまでの開発、運営ノウハウを生かし、上海環球金融中心が誕生いたしました。

1990年の浦東地区
2008年の浦東地区

1990年の陸家嘴中心緑地

2007年の陸家嘴中心緑地
開発経緯年表
1994年 | 土地使用権譲渡契約締結 |
1995年 | 中国法人上海環球金融中心有限公司設立 |
1996年 | 方案設計「上海環球金融中心設計方案批複」受領 |
1997年 | 拡大初歩設計「上海環球金融中心拡大初歩設計批複」受領 |
1997年 | 鋼管打設工事開始 |
1998年 | 鋼管杭(2,000本)および構真柱(199本)打設完了 |
2003年 | 再起工式 |
2008年 | 竣工 |
施設概要Facility Overview
オフィス
7階~77階のオフィス空間は、基準階面積約3,300m²、天井高2.8m、高度なセキュリティ、きめ細かな空調システム、安定した電源供給など国際金融センターにふさわしい設備を用意。レストラン、カフェを中心としたオフィスサポート施設も充実しています。就業人口は約1万人、世界的なグローバル企業をメインターゲット想定した、国際金融センターに相応しい最新鋭オフィスです。
商業施設
イベントスペース・会議室
データシートData Sheet
事業名称 | 上海環球金融中心プロジェクト |
所在地 | 中国上海市浦東新区世紀大道100号 |
開発区域面積 | 約3ha |
敷地面積 | 30,000m² |
建築面積 | 14,663m² |
延床面積 | 381,600m² |
用途 | 事務所、ホテル、店舗 他 |
階数 | 地上101階・地下3階 |
高さ | 492m |
着工 | 1997年 |
竣工 | 2008年8月 |
構造 | SRC造、S造 |
設計 | 設計・監修:森ビル(株)一級建築士事務所 |
施工 | 中国建築工程総公司、上海建工(集団)総公司連合体 |
施行 | 上海環球金融中心有限公司 |




