麻布台ヒルズ、虎ノ門ヒルズ「LEED ND」「LEED BD+C」でプラチナ本認証を取得

~最高ランクとなるプラチナ本認証の取得は日本初の事例~

2025/10/31森ビル株式会社

森ビル株式会社(東京都港区、代表取締役社長 辻 慎吾)が管理運営する「麻布台ヒルズ(※)」と「虎ノ門ヒルズ」は、米国グリーンビルディング協会(USGBC)による国際環境性能認証制度「LEED(Leadership in Energy & Environmental Design)(以下、LEED)」のエリア開発を対象とした「ND(Neighborhood Development)(以下、LEED ND)」でプラチナ本認証を取得しました。また、新築テナントビルを対象とした「BD+C(CS)(Building Design and Construction/Core and Shell Development)(以下、LEED BD+C(CS))」では、「麻布台ヒルズ森JPタワー」と「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」がプラチナ本認証を取得しました。なお、「LEED ND」「LEED BD+C(CS)」のプラチナ本認証取得は日本初の事例となります。

「麻布台ヒルズレジデンス B」は今回の「LEED ND」本認証取得の範囲には含まれておらず、竣工後の調査を経て、再度街区全体で認証を取得する予定です。

世界で最も普及している国際環境認証で日本初の最高ランク取得

「LEED」とは、建築や都市の環境性能を評価する米国発の国際環境認証制度で、世界で最も普及している環境認証の1つです。全世界における認証取得件数は12万件を超えていますが(2025年9月時点)、エリア開発を対象とした「LEED ND」本認証は146件、うちプラチナ本認証はわずか13件です。この度の「麻布台ヒルズ」と「虎ノ門ヒルズ」のプラチナ本認証取得は日本初の事例となります。

環境・省エネ性能に加えて地元と共に推進する都市づくりを高く評価

いずれのヒルズも、「LEED ND」では、街区全体や敷地内の建物の「地域冷暖房による効率的なエネルギー供給」「節水への取り組み」「再生可能エネルギー電力の利用」等の環境性能に加え、「地元の権利者と共に推進する都市づくりへの姿勢」が高く評価されました。また、「LEED BD+C(CS)」では、「水資源の有効利用」「エネルギーの面的活用」「省エネ性能」等の建物の環境スペックに加えて、竣工後に「入居テナントと協働して省エネに取り組む仕組みやシステム」、新しい設備由来の「再エネ電力の供給」等、ソフト面における環境配慮も高く評価されました。

LEED認証機関「米国グリーンビルディング協会」代表 Peter Templeton氏コメント
開発エリア全体、森JPタワー、ステーションタワーでの最高ランクの認証取得を通じて、森ビルは、世界的なリーダーシップを発揮し続けています。これらの世界レベルの都市開発プロジェクトは、環境へのポジティブな影響、CO2排出量の削減、資源の節約、そして入居者やコミュニティのメンバーの生活の質の最大化を目指す世界中のディベロッパーにとってのモデルとなるでしょう。

一般社団法人「グリーンビルディングジャパン」共同設立者 平松宏城氏コメント
エネルギーの効率的な使用、再エネ電力の推進、ウォーカビリティの向上に取り組み、複数の公共交通機関を繋ぐことで、コンパクトで暮らしやすいまちづくりを実現し、都市開発エリア周辺の価値も高めた両プロジェクトは、日本を代表するものとして称讃に値すると思います。

当社は、引き続き、「都市を創り、都市を育む」の理念のもと、「都市と自然の共生」「都市の脱炭素化」「資源循環型の都市」を追求し、未来へとつながる持続可能な社会の実現に貢献してまいります。


お問い合わせ

森ビル株式会社 広報室

TEL:03-6406-6606

FAX:03-6406-9306

E-mail:koho@mori.co.jp

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