森ビル株式会社(東京都港区、代表取締役社長:辻慎吾)が管理運営する「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」が、この度、2023年度土木学会賞<技術賞>を受賞いたしました。

「土木学会賞」(主催:公益財団法人 土木学会)は、「土木工学の進歩および土木事業の発達ならびに土木技術者の資質向上を図り、もって学術文化の進展と社会の発展に寄与する」ことを目的として設立された土木学会(1914年設立)が、学会創立後6年目にあたる1920年より継続している、100余年の歴史と伝統を誇る権威ある表彰制度です。功績賞、技術賞、環境賞等の10区分からなり、このうち<技術賞>は、土木技術の発展に顕著な貢献をなし、社会の発展に寄与したと認められるインフラの計画、設計、施工または運用やメンテナンス等の画期的な個別技術やプロジェクトに対して授与されるものです。

「国際新都心・グローバルビジネスセンター」へ拡大・進化

この度の<技術賞>の受賞は、「まちづくりと一体となった地下鉄新駅の整備 ~日比谷線新駅整備事業と隣接する市街地再開発事業~」と題し、日比谷線新駅整備事業と虎ノ門ヒルズ ステーションタワーを対象として、当社及び独立行政法人都市再生機構、東京地下鉄株式会社が共同で受賞したものです。

2014年竣工の「虎ノ門ヒルズ 森タワー」では、立体道路制度を活用し、市街地再開発事業の中で環状二号線と超高層タワーを一体的に整備しました。また、2020年竣工の「ビジネスタワー」では、空港リムジンバスや都心と臨海部を結ぶBRT(高速バス輸送システム)が発着する大規模バスターミナルを整備。さらに、2023年竣工の「ステーションタワー」では、駅・まち一体開発によって、開放的な地下鉄駅前広場に加えて、桜田通り(国道1号線)上に幅員20mの大規模歩行者デッキを創出。地上・地下・デッキレベルの重層的な交通ネットワークを強化・拡充することによって、「虎ノ門ヒルズ」の交通結節機能を大幅に強化すると共に、エリア全体の回遊性の向上と賑わいの創出に貢献しています。

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虎ノ門ヒルズ ステーションタワー

当社は、引き続き、虎ノ門ヒルズにおける「国際新都心・グローバルビジネスセンター」の形成を通じて、国際都市・東京のさらなる磁力向上に貢献してまいります。