森ビル株式会社(東京都港区 代表取締役社長 辻慎吾)は、2023年の「虎ノ門・麻布台プロジェクト開業」、「(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー開業」および「六本木ヒルズ20周年」に向けて、都市づくりにおける「文化」への取り組みをさらに加速するべく、「森アーツセンター」の役割を拡充・再編し「文化事業部」と「新領域事業部」を新設いたします。

森ビルは、「都市には経済活動を支えるだけではなく、豊かな都市生活を実現するための文化的魅力が不可欠である」との強い想いから、「文化」を最も重要な要素の1つとして位置づけて、都市づくりに取り組んでまいりました。

1986年のアークヒルズでは、オフィス、レジデンス、商業店舗に加えて、音楽ホール(サントリーホール)、社会人教育機関(アーク都市塾)、会員制クラブ(アークヒルズクラブ)、ホテル、屋上庭園などを高度に集積させたコンパクトシティを創出。2003年の六本木ヒルズでは、「文化都心」のコンセプトのもと、森タワーの最上部に森美術館、社会人教育機関および会員制ライブラリー(アカデミーヒルズ)、会員制クラブ(六本木ヒルズクラブ)などを創設するとともに、タウンマネジメントの手法によって、六本木アートナイトを始めとする様々な文化・交流イベントを仕掛け、世界に向けて「文化」を発信してまいりました。さらに、2018年にはMORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderlessを開業し、世界に類のない、唯一無二の文化施設として、世界の人々から高い評価をいただいております。

この度の「森アーツセンター」の拡充、再編による「文化事業部」「新領域事業部」の新設は、現在推進中の「虎ノ門・麻布台プロジェクト」および「(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」が開業し、「六本木ヒルズ」が20周年を迎える2023年とその先に向けて、当社が取り組んできた「文化」を組み入れた都市づくりをさらに加速させるものです。

「文化事業部」は、森美術館、東京シティビュー、森アーツセンターギャラリー、ミュージアムショップ等の企画・運営を担います。各文化施設を横断的にマネジメントすることで相乗効果を生み出すとともに、ヒルズにおける文化・交流活動を強化します。

「新領域事業部」は、アカデミーヒルズの運営に加えて、虎ノ門ヒルズエリアや虎ノ門・麻布台プロジェクトで推進中の新たな文化施設の企画を担います。「文化」「芸術」「科学」「ビジネス」「テクノロジー」などの多様な領域を融合させて新たな価値やコンテンツを生み出し、従来にはなかった新しい文化拠点の創出を目指します。

「文化」は、社会における新たな価値を生み出し、世界を動かす原動力になります。「文化事業部」と「新領域事業部」が両輪となり、森ビルの磁力ある都市づくりは新たなステージへと移行します。

森ビルは、引き続き、世界から人・モノ・金・情報を惹きつける「磁力ある都市づくり」を推進し、複数の"ヒルズ"を連携・融合させて都心部に新たな文化・経済圏を創出することを通じて、国際都市・東京の磁力向上に貢献してまいります。