森ビルグループの都市開発コンサルティング会社である森ビル都市企画株式会社(代表取締役社長 山本和彦)が事業の代表構成員※1として推進してまいりました熊本駅前東A地区第二種市街地再開発事業「くまもと森都心(しんとしん)」が、3月24日(土)にグランドオープン致します。
※1本事業では、民間事業者のノウハウを最大限に活用し、スムーズな事業推進とコストの削減、及びより確実な床処分等を目的に「特定業務代行方式」と「特定事業参加者制度」を組み合わせた「建設業務代行制度」を導入され、森ビル都市企画は、その代表構成員を担っています。

熊本市の陸の玄関口である熊本駅前に位置する当地区は、老朽建築物が密集し、景観や防災面での改善と共に土地の有効活用も求められていました。これを受け、都市機能の更新や公共施設の整備および民間施設の誘致によって、駅前に相応しい賑わいと人にやさしい都市環境の創出することを目的に、熊本市施行による再開発が推進されました。
森ビル都市企画は、当事業の代表構成員として、全体推進業務および事業参加者の誘致、事業スキーム策定、 テナント誘致支援など、総合企画コーディネートを担ってまいりました。

ヴァーティカル・ガーデンシティの実現
敷地内は、図書館や多目的ホールを備えた市の公共施設「くまもと森都心プラザ」や、商業施設、緑地、イベントスペースと共に、熊本一の高さとなる地上35階建て、高さ約123mの超高層タワーマンション「ザ・熊本タワー」などの3棟で構成されており、森ビルの街づくりのコンセプトである「ヴァーティカル・ガーデンシティ」の考えに基づく、みどり豊かな複合用途のコンパクトシティを実現しています。

森ビル都市企画は、この他にも、岐阜県、熊本県、広島県などでコンサルティング事業を展開しています。詳細は、森ビル都市企画の地方都市事業展開(PDF)を参照ください。

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くまもと森都心

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●利用しやすく、将来的な個別更新などを見据えた3棟構成。
・A棟 市の公共施設(図書館やホールなど)、商業・業務施設(地上6階、地下1階)
・B棟 商業・業務施設(地上2階)
・C棟 住宅、商業(地上35階、地下1階)
●熊本駅東口駅前広場から3棟と坪井川の水辺広場までをつなぐ立体横断施設(ペデストリアンデッキ)を整備。途中、中庭空間(アトリウムやパティオ)を配することで、賑わいの空間から憩いの空間へ導く、水や緑の自然と調和した熊本らしい魅力ある空間を創出。
●熊本市のランドマークとなる「ザ・熊本タワー」の外観は、熊本城の色彩モチーフを取り入れて白と黒を基調にしたシンプルかつ軽快なデザインで、熊本城との調和を意識。

全体計画概要
プロジェクト名称:熊本駅前東A地区市街地再開発事業「くまもと森都心」
所在地 :熊本県熊本市春日1丁目
施行者 :熊本市
建設業務代行者・事業参画者:ABILITY11グループ(代表者・森ビル都市企画、ミサワホーム、戸田建設九州支店 ほか)
用 途 :公益施設、商業・業務施設、共同住宅(225戸)
敷地面積:約7,300m²
延床面積:約52,500m²
森ビル都市企画受託内容:全体推進業務、事業参加者の誘致、事業スキーム策定、 テナント誘致支援 等
着 工 :平成20年12月
竣 工 :平成24年3月