管理・運営事業

森ビルが手がける複合用途型の街は、居住者からワーカー、来街者の方々まで、様々なステークホルダーの皆様によって構成されています。どなたにとっても過ごしやすく魅力的な街であるために、50年、100年先まで、いつも安全・安心な街であるために、森ビルでは開発・設計から街の管理までを一貫して自社で取り組んでいます。

一言で「街の管理」と言っても、その仕事は防災から、保安警備、清掃、植栽の手入れ、設備のメンテナンス、物流の管理まで幅広い領域に渡ります。例えば六本木ヒルズだけでも約2,000人の管理スタッフがいます。その全員が常にホテルマンに負けないようなホスピタリティを持ち、街を訪れる方々や、街で働き、暮らす方々をお迎えすることを心がけています。警備担当であっても、お客さまをご案内するときは街を代表する案内係でありたいと思います。最高レベルのハードウェアを備えるだけでなく、ひとり一人の「人」が高い意識を持って、街を守る。美しく保つ。この街が安心、安全で、かつ心地よい場所であり続けるための大切な要素だと考えます。

管理業務は、多くのディベロッパーにおいて子会社に委託するケースがほとんどです。しかし当社では、開発・設計から街の管理までを自社で一貫して担うことで、現場のトラブルへの迅速な対応や、現場での気付きを社内でシームレスに共有することが可能となり、さらに次の街づくりに活かしています。また、「逃げ出す街から逃げ込める街へ」というコンセプトのもと、地域への貢献を果たす防災拠点として、ハードとソフト両面からの震災対策を実行。省エネルギーの検討を通した節電やCO2 排出量削減の対策も実施しています。