森美術館名誉理事長 森 佳子 名誉大英勲章OBEを受章

2025/11/07森ビル株式会社

森ビル株式会社(東京都港区、代表取締役社長 辻 慎吾)の取締役であり、森美術館名誉理事長である森佳子は、この度、英国チャールズ3世国王陛下より、名誉大英勲章OBE(Honorary Officer of the Most Excellent Order of the British Empire)を受章しました。勲章伝達式は、2025年11月6日(木)に、駐日英国大使館大使公邸にて執り行われ、ジュリア・ロングボトム大使より勲章が伝達されました。
大英勲章は1917年に英国ジョージ5世国王によって創設された、芸術、文化、科学、福祉等に尽くした人々の功績を表彰するもので、英国君主より授与される勲章です。

駐日英国大使館コメント

森佳子氏は、森美術館の前理事長、また森ビル株式会社の取締役として、文化・芸術を日本最大級かつ革新性に富んだ都市開発事業の中心に位置づけてこられました。この度の名誉大英勲章OBEの受章は、特に英国との文化・教育交流における多岐にわたる活動を評価したものです。森氏の指導のもと、森美術館は英国のさまざまな芸術家を支援し、英国の文化・芸術の力強さと多様性を何百万人もの日本の人々に紹介することに貢献しました。森美術館での活動の他、森氏は、文化・芸術および芸術家を支援する独立したチャリティ団体であるロイヤル・アカデミー・オブ・アーツのトラスティ(理事)を長年にわたり、務められています。さらに、国際的な教育の擁護者として、教育を最新の都市開発事業の中心に据えるという構想のもと、英国の最先端デザインと教育革新におけるリーダーシップの象徴となるブリティッシュ・スクール・イン 東京の麻布台ヒルズキャンパスの開校にも貢献されました。

森 佳子コメント

この度、このような栄誉ある勲章をいただきましたこと、身に余る光栄でございます。
わたくしはこれまで、森美術館の理事長、そしてロイヤルアカデミー・オブ・アーツのトラスティとして、英国と日本の文化交流に携わってまいりました。そのなかで、文化芸術を愛する多くの英国の方々と親しく交流できましたことは、わたくしの喜びであり、生き甲斐でもありました。また、歴史と伝統を重んじる英国から、極めて先進的で衝撃的な現代アートが次々に誕生していることに驚かされ、こうしたものを生み出す英国の奥深さと多様性に感銘を受けております。
今、振り返りましてつくづく思いますのは、「文化芸術には国境がない」ということです。世界が分断の危機にあるなかで、文化芸術こそ世界の人々をつなぐ絆であり、希望ではないかと思っております。微力ではありますが、これからも英国と日本の文化交流はもとより、世界中の文化芸術を愛する人々をつなぐきっかけになるような活動を続けてまいりたいと思っております。


お問い合わせ

森ビル株式会社 広報室

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