国土交通省「優良緑地確保計画認定制度(TSUNAG)」でアークヒルズが最高ランク「★★★(トリプル・スター)」を取得

大規模都市緑化に取り組んだヴァーティカル・ガーデンシティの先駆け~約40年間にわたる緑地の維持管理と活用を高く評価~

2025/10/24森ビル株式会社

森ビル株式会社(東京都港区、代表取締役社長 辻慎吾)が管理運営するアークヒルズ(東京都港区)が、国土交通省が令和6年度に創設した「優良緑地確保計画認定制度(TSUNAG)」の2025年度認定において、最高ランクである「★★★(トリプル・スター)」を取得しました。1986年の竣工以来、約40年間にわたる緑地の維持管理と活用が高く評価されたものです。なお、当社が管理運営する物件の最高ランク認定は、麻布台ヒルズに次いで2件目となります。

日本初の民間による大規模再開発事業

1986年竣工のアークヒルズは、日本初の民間による大規模再開発事業であり、建物の屋上緑化を含む様々な都市緑化に取り組んだヴァーティカル・ガーデンシティ(立体緑園都市)の先駆けです。
竣工当初は常緑樹が中心の植栽でしたが、緑の「量」だけでなく、「質」への転換を目的として1997年に屋上ガーデンを改修。季節ごとに表情を変える落葉樹や、四季の移ろいを感じられる草花を中心とした植栽へと生まれ変わりました。外周歩道には、約140本、約700mにおよぶ桜並木を整備しており、竣工以来、都心有数の花見スポットとして賑わいをもたらしています。

緑被率は23.2%から40.0%へと大幅に向上

当社では竣工後の緑地の維持管理に努めており、緑地の成長指標の一つとして「緑被率」を採用し、毎年計測しています。
アークヒルズの緑被率は1990年時点で23.2%でしたが、2025年には40.0%にまで向上しました。今後は緑地の美観や安全性向上を目的に、外周歩道の桜の一部植え替えやガーデンの改修を計画しています。

「優良緑地確保計画認定制度(TSUNAG)認定」とは

都市緑地法に基づき、民間事業者等による良質な緑地確保の取り組みを、国土交通大臣が緑の「量」と「質」の観点から評価・認定する制度です。緑地の「量」については、緑地の割合を、緑地の「質」については、主に「気候変動対策」「生物多様性の確保」「Well-beingの向上」の観点から、温室効果ガスの吸収量、生物の良好な生息・生育環境形成に資する取り組み、緑地における人々の交流・滞在促進に資する取り組み等を評価します。認定ランクは評価レベルに応じて「★(シングル・スター)」「★★(ダブル・スター)」「★★★(トリプル・スター)」の三段階で割り当てられ、最高ランクの「★★★」は、緑地の「量(割合)」が敷地面積の30%以上かつ緑地の「質」が150点中100点以上を満たす事業を対象としています。

森ビルは、引き続き、「都市を創り、都市を育む」の理念のもと、“都市と自然の共生”“都市の脱炭素化”“資源循環型の都市”を追求し、未来へとつながる持続可能な社会の実現に貢献してまいります。


お問い合わせ

森ビル株式会社 広報室

TEL:03-6406-6606

FAX:03-6406-9306

E-mail:koho@mori.co.jp

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